叫びを力に変える「シャウト効果」とは?スポーツ選手が大声を出すのはなぜ?

テニス選手がサーブやストロークを打つ瞬間に声を出したり、ハンマー投げの選手がハンマーを投げる前に大きな声を出して気合を入れる姿を見たことがある人もいるのではないでしょうか。

たとえば、シャラポア選手や室伏選手が声を出している姿は印象的ですよね。

また、テニスやハンマー投げに限らず、スポーツ選手が試合中に声を出すのはよくあることですよね。

しかし、なぜスポーツ選手は、競技中や試合中に声を出すのでしょうか?

声を出したらパワーアップするのでしょうか?

その秘密は「シャウト効果」にあるんです。

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シャウト効果とは

大声を出したらパワーアップするというのは感覚的な話ではなく、ましてや漫画やアニメの世界だけの話といったものではありません。

それには、「大声を出すと脳内のアドレナリンを一時的に増加させて、脳と体を活性化させることができる」という科学的根拠があるんです。

これが「シャウト効果(シャウティング効果)」と呼ばれるものです。

■シャウティング効果
アドレナリンを一時的に増加ささえる方法として「叫ぶ」という方法があります。
叫ぶことで脳に刺激を与えアドレナリンを分泌し、脳と体を活性化させます。
アドレナリンをコントロールすると身体にとってプラスに働かせることも可能です。

引用元:http://www.youtsutaisaku.com/gaten220.html

アドレナリンは副腎が出すホルモンの一つで、交感神経を刺激する物質です。

アドレナリンが分泌されると、心拍数や血圧が上がって筋肉に血液が行き渡り、瞳孔が開いたり、覚醒度が上がります。

つまり、アドレナリンが分泌されると「臨戦状態」になるということです。

スポーツ系の部活動をしていた人は、試合中はもちろん、練習中も声を出しながら練習していた人も多くおられるのではないかと思います。それは、無駄なことではなく、裏ではアドレナリンの分泌を助けていたんですね^^

シャウト効果にはどんなメリットがあるの?

身体的メリット:筋力の増加する!

トレーニングジムに行くと、「ハッ!!」「ふん!!」「うぉりゃ〜!!」といったような大きな声が鳴り響いているかと思います。

大きな声を出すことによって筋力が一時的に高まるというのは、シャウト効果の1つです。

実際、科学的には約5〜7%ほどの筋力がアップすると言われており、その数値からシャウト効果のスゴさが垣間見えますね。

ジムでトレニーングをしている人はもちろん、自宅で筋トレをしている人なども声を出しながら行うことで筋トレの能率がアップするかもしれません^^

精神的メリット:集中力や判断力がアップ↑↑

大声を出すことによってアドレナリンが分泌されることを先に書きました。アドレナリンが分泌されると精神的な面でも良いことがあるんです。

それが「集中力や判断力の向上」です。

アドレナリンは、心拍数や血圧をあげる作用があり、体に程よい緊張感を与えてくれます。そして、適度な緊張は集中力や判断力を高めて、高い運動効果をもたらします。

つまり、シャウト効果によって心拍数や血圧が上がって、脳が興奮・緊張状態になることで集中力や判断力が一時的に高まるのです。

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