現代の日本において、約5人に1人が不眠の症状で悩んでいると言われており、夜寝つきが悪かったり、夜中に目が覚めてしまうなど、睡眠の質が悪いことに悩む人も多くおります。
睡眠の質が悪い原因は人によって様々ですが、寝る前にカフェインを摂っていることが原因である人も少なくはないでしょう。
「寝る前にカフェインを摂ると眠れなくなる」と聞いたことがある人も多いとは思いますが、その中で、寝る何時間前までなら摂っていいのかということを知らない人も多くおられるのではないでしょうか。
そこで、本記事では「なぜ寝る前にカフェインを摂ってはいけないのか?」「何時間前までならカフェインを摂っていいのか」など、寝る前のカフェインに関することをまとめていきたいと思います。
目次
寝る前にカフェインを摂らない方がいい理由
寝つきが悪くなる
夜遅くまで仕事や勉強をする時、眠気覚しにコーヒーをガブガブ飲んでしまいますよね。
カフェインは覚醒作用が強く、効果が出るまで30分ほどかかると言われております。、寝る前にカフェインを摂って頭が覚醒状態になってしまうと、当然のことながら寝つきが悪くなってしまいます。
コーヒーを飲んでもすぐに寝付けるという人もおりますが、コーヒーを飲まなかったら、もっと寝つきが良くなります。
夜中に目が覚めやすくなる
寝る前にカフェインを摂ったら寝つきが悪くなるだけでなく、眠りも浅くなってしまう場合があります。
カフェインの効果の持続時間は5〜7時間程と言われており、夜中に目が覚めてしまうこともあります。人によっては2〜3時間に一回目が覚めて、睡眠の質が大幅に低下してしまう人もおります。また、カフェインには覚醒作用以外にも利尿作用もあり、夜中にトイレに行きたくなって、目が覚めてしまうことも。
このことから、カフェインを摂ることによって、夜中に目が覚めやすくなり、眠りの質が悪くなってしまうというのは容易に想像できるのではないでしょうか。
カフェインが入った飲み物は何がある?
カフェインが入った飲み物と聞いて何が思いつくでしょうか?
「コーヒー」や「紅茶」などはみなさんも思いつきやすいなのではないかと思います。
しかし、コーヒーや紅茶以外にも以下の飲み物にもカフェインは入っております。
■カフェインが入っている飲み物
・コーラ
・お茶(ウーロン茶、緑茶、ジャスミン茶、ほうじ茶、番茶、玄米茶など)
・抹茶
・ココア
・栄養ドリンク
結構ありますよね(汗)
ここで書いた飲み物は、基本的に寝る前に飲まない方が良いということになります。
カフェインは寝る何時間前なら摂ってもOK?
寝る前にコーヒーや紅茶などのカフェインが入っている飲み物は飲まない方がいいことはわかりましたが、寝る何時間前なら摂っても良いのでしょうか・・・
カフェインは効果が出始めるまで30分程かかり、効果の持続時間は5〜7時間であるので、カフェインは寝る5〜8時間前までであれば摂っても良いということになります。
夜の11時に寝るのであれば、夕方の6時以降にカフェインを摂らない方がよく、できれば4時には摂らないようにしましょう。
カフェインの効果の持続時間には個人差があるので、寝る8時間前から摂らないようにすれば万全です。
逆に寝る前に飲んで良いものは?
寝る前にコーヒーや紅茶などの飲み物を飲んではダメとなると何を飲めば良いか困りますよね。
以下の飲み物であれば、カフェインも入っていないので、寝る前に飲んでも睡眠には影響がありません。
■カフェインの入っていない飲み物
・水
・炭酸水
・お茶(麦茶、そば茶、黒豆茶)
・ルイバスティー
他にも沢山ありますので、自分が好きな飲み物の中でカフェインが入っていない飲み物を飲むのが良いです。
まとめ
本記事では、寝る前のカフェインに関してまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
カフェインは、睡眠に大きく影響するので、寝る前には控えるようにした方が良く、寝る5〜8時間前(理想は8時間前)からはカフェインが入った飲み物は飲まない方が良いです。
いきなり、寝る前にカフェインは控えろ!と言われても、無理があるとは思いますので、だんだんとカフェインを摂る時間を前へとずらしていくのが良いかと思います。
次回は、反対に寝る前に飲むと良い飲み物について紹介しますので、ぜひご覧ください^^