夜中に目が覚める..中途覚醒の原因はストレス?それとも・・

「夜中に何度も目が覚める・・・」

眠っている時にハッと目が覚めてしまい、再び眠るのに時間がかかって熟睡が得られない人も多くおられるのではないでしょうか。

いったん眠ったのに、夜中に目が覚めてしまう症状を「中途覚醒」といいます。

中途覚醒が起きて、目が覚めてしまうと睡眠のリズムが狂って睡眠の質が低下してしまいます。その結果、寝たのに疲れが取れなかったり、寝起きが辛くなったりします。

一体、なぜ中途覚醒は起こるのでしょうか・・・

本記事では、その夜中に目が覚める症状(中途覚醒)の原因についてまとめたいと思います。

夜中に何度も目が覚める人は、ぜひ参考にしてみてください^^

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夜中に目が覚める(中途覚醒)が起こるタイミングとは?

睡眠にはレム睡眠(浅い眠り)と深い眠り(ノンレム睡眠)の2種類があり、眠っている間はそれぞれの睡眠が90分周期に訪れると言われております。

レム睡眠は、主に体を休める働きをして、ノンレム睡眠は、主に脳を休める働きをします。レム睡眠時は、「脳は起きているけど体は寝ている状態」で、ノンレム睡眠時は、「脳も眠っている熟睡状態」です。

そして、中途覚醒は眠りが浅いレム睡眠時に起こりやすいと言われております

続いて、その中途覚醒が起きる原因について見ていきたいと思います。

夜中に目が覚める(中途覚醒)の8つの原因

老化

眠りが浅いレム睡眠時に中途覚醒が起こりやすいと言いましたが、老化が進むと、深い眠りが取りづらくなって浅い眠りが多くなり、その結果中途覚醒が起きやすくなります。

もう少し具体的に言うと、若い時には体の成長を促す「成長ホルモン」を多く分泌しますが、成長ホルモンが分泌されると熟睡することができます。しかし、年を重ねていくと、成長ホルモンが分泌されなくなり、浅い眠りの状態が増えます。そのため、ちょっとした外の刺激でも体が反応しやすくなっているため、夜中に目が覚めやすくなるというわけです。

精神的ストレス

本来、睡眠時は、リラックスしている時に活発になる自律神経の副交感神経が優位となります。しかし、精神的ストレスを抱えていると、自律神経が不安定になり、交感神経が優位になる場合があります。交感神経が優位なまま睡眠に入ると、脳がリラックスしていない状態で眠ることになるので、浅い眠りが多くなります。

その結果、ちょっとした物音や光など、小さな刺激にも反応しやすくなり、目が覚めやすい状態になります。そのため、不安や緊張など、精神的ストレスを感じながら眠りにつくと、中途覚醒も起こりやすくなります。

アルコール

お酒に含まれるアルコールは、体温の調節機能を麻痺させ、深い眠りの妨げになる場合があります。

また、 アルコールの成分は体内で「アセトアルデヒド」という毒素に分解されます。アルデヒドは心拍数をを上げる作用があり、その作用から体温が上がって脳が覚醒状態になる場合があります。脳が覚醒状態になると、夜中に目が覚めてしまったり、眠りが浅くなります。

加えて、アルコールには利尿作用があるため、夜中にトイレに行きたくなって、目が覚める回数も増えます。

カフェインの摂取

コーヒーや紅茶に含まれる「カフェイン」には、脳を覚醒させる効果があります。そのため、眠気覚しにはカフェインは効果的ですが、寝る前にカフェインを摂取してしまうと、睡眠の質が低下してしまい、眠りが浅くなってしまうことがあります。

そして、カフェインを摂取して眠りが浅くなると、小さな刺激にも目が覚めやすくなるため、夜中に目が覚める可能性も高まります。

過労

適度な疲れは、安眠には効果的ですが、疲労が蓄積しすぎると、脳が興奮状態になって、睡眠の質が低下して、眠りが浅くなることもあります。

過労によって身体や精神的にストレスを抱える場合が多く、ストレスによって神経が緊張状態になり、リラックスできず、夜中に何度も目が覚めてしまいます。

首や肩、腰などへの負担

首や肩、腰などに負担がかかっていると、その痛みから中途覚醒が起きる場合もあります。

首・肩・腰に負担がかかる原因は様々ですが、その1つに寝具が挙げられます。

布団、マットレス、枕などの寝具が、単純に体にフィットしていないこともありますし、長年使っていくうちに劣化していき、知らず知らずのうちに体に合わなくなっていっている場合もあります。

たとえば、硬すぎるマットレスを使用していると、寝返りが多くなって中途覚醒しやすくなります。

寝具は、睡眠に大きな影響を与えますので、自分に合う寝具を選ぶ手間を惜しまないようにしましょう。

睡眠時無呼吸症候群

眠っている間に呼吸がしばしば止まり、そのことが原因で瞬間的に脳が覚醒状態になる睡眠障害を睡眠時無呼吸症候群といいます。

呼吸が一時的に止まってしまうと、夜中に目が覚めてしまったり、質の低い睡眠から朝の目覚めが悪くなってしまいます。

肥満傾向の人やあご周りが小さい人など、気道を狭くしやすい条件を持つ人は、睡眠時無呼吸症候群になりやすいので注意が必要です。

まとめ

ここまで、夜中に目が覚める(中途覚醒)の原因についてまとめてきましたが、自分に当てはまる原因はありましたでしょうか。

中途覚醒の原因は人によって様々であり、複数の原因が絡み合っている場合が多いようです。

中途覚醒が起きて、夜中に何度も目が覚めてしまうと睡眠の質が下がり、その結果として目覚めが悪くなったり、疲労が取れなくなってしまいます。

なので、夜中に目が覚めやすい人は今回取り上げた原因を踏まえて、改善方法を考える必要があります。次回は、中途覚醒を防ぐための対策方法についてご紹介しますので、ぜひご覧ください^^

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