「寝ても寝ても寝た気がしない・・・」
こういった症状に悩まれている方は、もしかすると熟眠障害の疑いがあります。
熟眠障害は不眠症の一種であり、主に、十分に睡眠時間が確保できているにもかかわらず、熟睡感が得られない症状があります。
しかし、「眠りが浅い」「熟睡できていない」という感覚が、単なる自分の勘違いである場合もあり、熟睡できていないからといって、必ずしも熟眠障害というわけではありません。
そこで、本記事では自分が熟眠障害であるかどうかチェックするために、熟眠障害の症状と特徴をご紹介したいと思います。
目次
熟眠障害の6つの症状と特徴
ここでは、熟眠障害の6つの症状と特徴をご紹介します。
自分が本当に熟眠障害なのかどうか知るためにも、自分の症状と照らし合わせてみてください。
その1:寝つきは悪くない
「寝つきは悪くないんだけど・・・」
熟眠障害の特徴の1つとして、「寝つき自体は悪くない」ことが挙げられます。
「入眠障害」が伴っている場合は、寝つきが悪いことがありますが、熟眠障害自体には寝つきが悪くなる症状はないようです。
その2:睡眠時間は十分確保できている
「十分寝ているのに・・・」
熟眠障害には、6〜7時間以上の睡眠時間をしっかり確保できているにもかかわらず、熟睡感が得られないという大きな特徴があります。
そして、睡眠時間は確保できている睡眠障害は、睡眠時間をいくら増やしても根本的な解決にならないことが多いようです。
その3:夜中に目が覚めるわけではない
「夜中に目が覚めてるわけではないんだけど・・・」
夜中に何度も目が覚めると、浅い眠りが多くなって睡眠全体の質が下がってしまうことがあります。
「中途覚醒」が伴った不眠症であれば夜中に何度も目が覚めることもありますが、睡眠障害自体には夜中に目が覚める症状は見られないようです。
その4:熟睡感がない、寝た感じがしない
「なんだか寝た感じがしない・・・」
熟眠障害の大きな症状の1つとして「熟睡感がない」「朝起きた時、寝た感じがしない」ことが挙げられます。
熟睡感が得られないのは、ノンレム睡眠(深い睡眠)の量が少ないことが原因の1つとしてあり、どれだけノンレム睡眠をとれるかが熟眠障害の改善のカギとなります。
その5:目覚めが悪い、起きた時に頭がスッキリしない
「朝起きた時、頭がスッキリしないし、体も重い、キツイ・・・」
熟睡感が得られない熟眠障害では、深い睡眠が取れていないため、疲労が体に残って、朝の目覚めが悪くなったり、頭がスッキリしないことがあります。
ただ、前日にお酒を飲み過ぎたり、激しい運動をした後にも、次の日も疲労が残っていることもありますので、目覚めが悪いからといって必ずしも熟眠障害というわけではありません。
その6:体がだるい、頭がぼーっとする
「日中に体がだるい、頭がぼーっとする・・・」
熟眠障害で、眠りが浅くなって睡眠の質が下がると、日中に体がダルくなったり、頭がぼーっとしたり、集中力が低下したりと、日常生活にも支障がきたすことがあります。
この症状がひどい場合は、もしかすると、熟眠障害が深刻化している、もしくは他の不眠症も伴っている場合もありますので注意が必要です。
まとめ
本記事では、熟眠障害の症状と特徴について紹介しましたが、自分の症状と比べていかがだったでしょうか。
熟眠障害は、少なからず自分の勘違いというケースもあり、安易に熟眠障害と決めつけて不安を感じてしまうのは、かえって逆効果になってしまいます。
また、熟眠障害は、しっかりと対策を打てば、十分改善することも可能ですので、極度に心配する必要もないかと思います。
もし、自分の症状が熟眠障害の症状のほとんどと当てはまった方は、以下の記事で熟眠障害の原因と対策についてまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてください。