二度寝は気持ち良く、その時は幸せな気分になれますよね^^
しかし、二度寝から起きた時、体が重くだるいことはないでしょうか?
実際、二度寝を繰り返すと、頭が痛くなったり、体が疲れたりといったような体調不良の原因になってしまうことがあります。
一体、なぜ二度寝をすると体がだるくなたり、頭痛がするのでしょうか・・・実はそれには意外な原因が!?
目次
二度寝をすると体がだるい、頭痛がする原因とは
二度寝は疲労回復という点では良くない!?
二度寝で睡眠をとったとしても、疲れがとれないことはありませんか?
実際、二度寝は疲労回復という点では良くないと言われております。
その理由としては、「あと5分」「あと10分」といった短い時間の二度寝は、浅い睡眠になってしまい、それが繰り返されると体が逆に疲れてしまうことがあるからです。
また、「もうちょっと寝ていない・・・」と「そろそろ起きなやきゃ・・・」という精神的な葛藤で心が疲れてしまうことも。
体と心を休めるための睡眠で、心身ともに疲れを溜めてしまっては本末転倒ですね(苦笑)
脳が「休憩モード」から「活動モード」に切り替わりづらくなる!?
睡眠時は、自律神経の副交感神経が優位に働いている状態であり、いわゆる脳が「休憩モード」に入っている状態です。
反対に、日中活動している時は、交感神経が働いている状態であり、脳が「活動モード」に入っている状態です。
本来、朝起きた時は、脳が「休憩モード」から「活動モード」に切り替わるのですが、二度寝をしてしまうと、休憩モードから活動モードへの切り替えがスムーズにいかなくなってしまいます。
そして、休憩モードから活動モードへの切り替えがうまくいかず、朝から脳が覚醒できずにいると、眠くてやる気がでない、体がだるい、といった状態になるわけです。
神経伝達物質の「セロトニン」が過剰分泌されてしまう!?
二度寝によって寝すぎてしまうと、神経伝達物質の「セロトニン」が過剰分泌されてしまいます。
セロトニン自体は、自律神経を整え、体や心をリラックスさせる働きがあり、うつ病や自律神経失調症にも効果的な物質であると言われております。
しかし、二度寝などによる寝すぎでセロトニンが過剰分泌されてしまうと、脳内の血管が拡張し、その周辺の感覚神経が刺激されて軽い炎症を起こしやすくなる状態になります。そういった状態になると、頭がズキズキとする頭痛を起こしやすくなります。
二度寝によって体内の睡眠リズムが乱れる!?
朝起きて、まだ眠いからといって、二度寝を繰り返していると、だんだんと体内の睡眠リズムが乱れていきます。要するに、時差ボケのような状態になります。
睡眠リズムが乱れると、夜に寝付きが悪くなったり、眠りが浅くなったりと、睡眠の質が下がってしまいます。その結果、寝不足になったり、ひどい時には不眠症に陥ることも。
そうならないためにも、朝は二度寝の気持ち良さに負けないようにしましょう!
あまりに体がだるい、やる気が起きない場合は、二度寝以外が原因かも!?
朝起きた時、体がだるいというのは誰しも経験があることだと思います。
しかし、寝起きの体がだるさが尋常でなかったり、体のだるさが朝だけでなく、日中ずっと続いていたり、やる気が全く起きない時は、二度寝が本質的な原因でないことがあります。
朝、「体がだるい」「やる気が起きない」「何をしようにも意欲が湧かない」こういった症状がある病気といえば、想像できる人も多いのではないでしょうか。
そう、うつ病です。
うつ病などの精神的な病による朝のだるさ、やる気が起きないという症状から、つい二度寝をしてしまっている可能性があり、二度寝を改善しても根本的な解決にならない場合があります。
また、うつ病には不眠症を伴うケースも多く、不眠による寝不足によって二度寝をしてしまっている場合も。
もし、すべてのことがどうでもよくなって、朝に二度寝、三度寝をして、仕事や学校に行かなくなってしまっている場合は、少し注意が必要です。