最近、若い女性の間で日々の生活で取り入れられるようになったアロマ。
アロマは、嗅覚を介して、自律神経を整えて人のホルモンや視床下部などに働きかけ、心と体を癒したり、落ち込んだ気持ちを元気づけ、幸福感をもたらすと言われており、主にリラクゼーション効果を得ることを目的として活用されております。
そして、アロマは、気持ちがうつ状態の時にもその効果が期待できます。
そこで、本記事ではうつ状態の時に効果が期待できるアロマの香りをご紹介したいと思います。
目次
うつ状態に効果的なアロマの香り9選
「何に対してもマイナスの方向しか考えれない・・・」
「憂鬱な気分が抜けない・・・」
「何をするにしてもやる気が起きない・・・」
「物事に対して興味が持てない・・・」
このようなうつ状態の時、気持ちを落ち着かせて心をリラックスさせることが大切となります。
実際、うつ状態はその人にしか分からない辛く苦しい状態であり、リラックスすることが大切であると頭で分かっていてもリラックスすることができないというのが実情ではないかと思います。そして、うつ状態から抜け出したとしても、また再発するケースも多く、非常に厄介な状態であります。
そういったうつ状態ではありますが、「抗うつ作用」「鎮静作用」があるエッセンシャルオイルを選ぶと効果的であり、そういった香りを嗅ぐことで憂鬱な気分が自然と前向きになることがあります。
柑橘系
オレンジ
オレンジのみずみずしい甘酸っぱい香りには、気持ちをリフレッシュさせたり、不安や緊張などのストレスを和らげる作用があるため、うつ状態から解放され、気分を前向きにする効果が期待できます。
また、眠りを促したり、安眠を導く香りとしても知られており、うつ状態に加えて不眠にも悩まされている人にはおすすめの香りです。
グレープフルーツ
爽快感あるグレープフルーツの香りには、不安や心配、緊張などの精神的ストレスを和らげ、幸福感をもたらす効果があると言われており、うつ状態で気分が落ち込んでいる時や前向きな気持ちになりたい時、気持ちをリフレッシュさせたい時に役立つ香りです。
ベルガモット
甘く爽やかなベルガモットの香りは、気持ちを落ち着かせる「鎮静作用」と気分を高ぶらせる「高揚作用」を併せ持っております。
その作用から、怒りやフラストレーションが溜まっている時には気分を落ち着かせ、不安や憂鬱な気分のうつ状態の時には元気を与えてくれるでしょう。
フローラル系
ローズ
華やかなローズの香りは、抗うつ作用があることで有名です。
ローズの香りには、全身の血行を促進したり、ホルモンバランスを整える効果があるため、自律神経を調整する時に役立ちます。
自律神経が調整されると、脳にも栄養素が行き届くようになり、幸せホルモンと言われる「セロトニン」や「ドーパミン」などの神経伝達物質も正常に分泌されるようになるので、自律神経が乱れがちなうつ状態の時やうつ病の予防にも役立つ香りといえるでしょう。
ゼラニウム
ローズに似たフローラルな香りのゼラニウム。
ゼラニウムの香りには、自律神経のバランスを整える働きがあり、情緒不安定な時やストレスによるうつ状態の改善に役立ちます。
また、ホルモン分泌を調整する作用もあるので、生理痛や更年期障害などの女性特有の症状を和らげる効果も期待できます。
ラベンダー
安眠効果で有名なラベンダーの香りではありますが、ラベンダーは自律神経のバランスを整える働きがあり、不安や緊張などの精神的ストレスを抱えた疲れた心を癒して、深くリラックスさせる効果があります。
その他
ローズウッド
ローズという名の通り、ローズウッドはバラに似た香りをしております。
ローズウッドの香りには、中枢神経を安定させて、心身の緊張や高ぶりを抑制する働きがあると同時に、気分を明るくする効果もあります。そのため、情緒不安定な時はもちろん、うつ病の予防やうつ状態の改善に役立つと言われております。
マジョラム
マジョラムのスパイシーさと温かみのある香りには、自律神経の副交感神経に働きかけ、自律神経を整える効果があります。その効果から、不安や緊張などのストレス、悲しみや孤独感を抱えている時に、気持ちを楽にして落ち着かせる働きが期待できます。
イランイラン
イランイランの濃厚な色っぽい香りには、血圧を降下させる作用があり、気持ちをリラックスさせたり、動悸を抑えて緊張感から解放される効果が期待できます。
特に不安や緊張、ストレス、恐怖などが伴ったうつ状態の時には試したい香りですね。