心の病の代表とも言える「うつ病」。
近年では、「新型うつ」なる言葉が登場するなど、若い人から高齢者まで幅広い年代の人たちがうつ病にかかっております。
うつ病は１度治れば安心というわけではなく、実際、うつ病が再発するケースも多くあり、非常に厄介な病です。
そのことから、うつ病にかかりやすい人は、うつの改善だけでなく、うつの予防も意識する必要があります。
ただ、うつ病の改善法や予防法を調べても、様々な方法があるので
「結局何からすれば良いの？」
「どの方法が効果的かわからない・・・」
「色々な方法がありすぎて、整理できない・・・」
といったような状態になると思います。
そういった方のために、本記事ではうつ病の予防・改善につながる方法を整理してご紹介したいと思います。
整理してみると、うつ病に効果的な方法はシンプルだったり・・・
うつ病の予防と改善につながる、たった３つの方法
ここでご紹介する方法は、実際、メンタルヘルス科の先生（精神科医）に聞いた話であり、治療効果が見られた方法です。
うつ病の時は、無気力感に苛まれ、やる気が出なかったり、物事に対して興味が持てない状態であると同時に、マイナスのことばかり考えて頭が一杯になってしまいます。
余計なことを考えながらでも良いので、まずは試してみるところから始めてみましょう！
とにかく十分な休養を取ろう！
うつ病の治療において、「休養」と「薬物療法」が基本的な治療となります。特に抑鬱状態の強い人の場合、休養を取ることが非常に重要となります。
しかし、仕事をしている人や家事や子育てに追われる主婦の中には、
「休養を取ること＝サボること、逃げること」
と休むことに対してマイナスなイメージを持っている人も少なくはありません。
ここで覚えておいて欲しいこととしては、休養が取れていない状態で薬物療法を行ったとしても効果が見られない場合があり、最悪の場合、ジリ貧になってうつ病が悪化することがあるということです。
休養を取って心にブレーキがかかった状態の時にこそ、薬物療法しかり、他の改善法も本来の力を発揮するのです。
食生活を改善しよう！
うつ病の症状が重くなると、食べ物の美味しさが感じられなくなったり、何を食べても味がしなくなることもあります。そして、段々と食事が楽しくなったり、食欲がなくなってきて、栄養が偏った食事をしたり、食べ物を口にしないことが多くなります。
そうなってくると、体に栄養が足りない状態になってしまい、うつ病の症状が悪化したり、うつ病とは別の症状に現れることも。
こういったことから、食欲がない状態でも、食生活を改善する必要があります。
うつに効く食事について、精神医学、脳科学、栄養学などの様々な分野で研究されており、実際、うつに効く食べ物や栄養はあります。具体的には、「地中海式食事」や「和食」がうつ病には望ましい食事と言われております。
うつ病に効く食べ物について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
「今の状態（うつ病）は必ず良くなる！」と思い続けよう！
これは意外に大切なことです。
うつ病になると、未来が想像できない、もしくは未来が悪い方向に向かうと考えてしまいがちです。
そうなってくると、
「この病気は一生治らないかも・・・」→「一向にうつ病が改善されない・・・」→「やっぱり治らないんだ・・・」→・・・
という負の思考の連鎖から抜けられなくなって、自分を追い込んでしまいます。
その負の連鎖を断ち切る方法として、「今の状態が一生続くことはない！」「うつ病は必ず良くなる！」と思い続けることです。
このように思い続けることで、うつ病の治療や改善をする時の「心のベース」が作られ、他の改善法にスムーズに取り組めるようになります。
実際、病院の先生から「この病気は治らない病気です」と言わることはないですし、うつ病の患者さんの多くは病気が治っております。
まとめ
ここまで、うつ病の予防や改善につながる方法について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
「こんなの当たり前でしょ」とガッカリしてはいないでしょうか？
ここで紹介した方法はうつ病の改善・予防の基盤を作る方法でもあり、シンプルで当たり前のことのように思えますが、頭の中でわかっていても、実際にやるのは難しく、継続してやり続けるのはもっと難しいです。
色々な方法に手を出して「どれも効果がない・・やっぱりダメだ・・・」と落胆するのではなく、体と心を休めることと食生活の改善に専念して、心の中では「この病気は必ず治る！」と思い続けることがうつ病の予防と改善の近道ではないでしょうか。
