「電車の中や職場で突然涙が止まらなくなる・・・」
「悲しくもないのに泣いてしまう・・・」
自分の感情とは無関係に突然涙が出てしまい、自分の体が心配なっている人もおられるのではないでしょうか。
そういった方の中には「情緒不安定なのかな?これってもしかして、うつ病と関係あるのかな?」と思う人も少なくないと思います。
確かに「うつ」と「泣くこと」は無関係ではないので、これから書くことについて自分のメンタルチェックの意味を込めてぜひ参考にしてみてください^^
その涙、もしかしたらうつの初期症状かも?
うつ病は、主に生真面目な人や完璧主義に近い人、責任感が人一倍強い人、そして、相手の気持ちを強く感じ取る人などがなりやすい病気だと言われております。
そして、その原因や背景は人によって様々です。
うつ病の症状として、何事にもやる気がなくなる、物事に対して興味がなくなる、憂鬱な気分になるといった症状に目が行きがちです。
しかし、感情の制御ができなくなるのもうつの初期症状として現れる場合がありますので、軽視はできません。
さて、うつ病の初期症状かもしれない涙とはどういったものなのでしょうか・・・
理由や意味がなく、突然涙が出る
通常の場合であれば、目にゴミが入ったり、嫌なことがあった時、気分が滅入った時、映画で感動した時など、何かしらの理由があって自然と涙が出てきます。
しかし、うつの初期症状の場合、特に理由や意味があるわけでなく、突然職場や電車の中で泣いてしまうことがあります。
また、自分の中では理由や意味がないと思っていても、実は過去のトラウマが走馬灯のように蘇っていたり、ちょっとしたことで涙が出てしまっている可能性もあります。
涙が止まらなく、自分の意識では止められない
涙が突然出てくるのに加えて、その涙が止まらなくなるのも、うつの初期症状として現れる場合があります。
この症状が現れている人の多くは、突然と流れる涙を自分で止めようと思っても、その意識とは裏腹に涙は流れ続け、いつの間にか涙が止まっているといった場合が多いのではないでしょうか。
更年期障害やホルモンバランスが崩れた場合にも、些細なことで落ち込んだり、気分の変化が激しかったりして突然涙が止まらなくなることがありますが、うつの初期症状の可能性も捨てきれないです。
うつが進行すると、泣けなくなることも・・・
うつ病が進行すると、感情や感受性が鈍くなる場合があります。
感情や感受性が鈍くなるというのは、面白くても笑えなかったり、怒りたくても怒れなかったり、そして、憂鬱な気分や悲しい時でさえ、泣くことができなくなるといった症状です。
つまり、無感動の状態が長く続くということです。
この症状は、うつの典型的な症状とも言われており、喜怒哀楽がなくて無表情になるので、周りも見てすぐわかる症状です。
そして、この無感動の症状が現れると、突然の涙が止まらない初期症状から次の段階に進行している疑いがありますので、何かしらの対応や対策が必要であると言えるでしょう。