クラシック音楽の知られざる5つのメンタルヘルス効果

皆さんは、普段の日常においてクラシック音楽を聴くことはありますでしょうか?

おそらく、クラシックを聴く機会がない人の方が多いのではないでしょうか。

しかし、ドラマ、映画、CMでは名曲のクラシックが流れたり、レストランや喫茶店でもお店の雰囲気を彩るクラシックが流れたりしており、実は私達の身の回りにはクラシック音楽が溢れているんです。

なんとそんなクラシックにはお店や映像の雰囲気を演出する以外にも、私達の知らないうちに脳や体に影響を与えているだとか!

そこで、本記事ではクラシック音楽のメンタルヘルス効果について調べたことをまとめたいと思います。

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クラシックの5つのメンタルヘルス効果

ストレス軽減効果

クラシックを聴くことによって、ストレスホルモンの「コルチゾール」が抑制されると言われております。

コルチゾールはストレスがかかると分泌されるホルモンで、体が臨戦態勢になった時などにコルチゾールが多くなります。

実際、モーツァルトの音楽を聞く前と後と比べると、聞いた後の方がコルチゾールのホルモン量が少なくなっていることが確認されているそうです。

このように、クラシックにはコルチゾールレベルを下げてストレスを軽減する効果があるのです。

リラクゼーション効果

クラシックには、脳波のα波を誘って気持ちを落ち着かせる効果があります。

α波というのは、リラックスしている時にでる脳波の1つです。

少し前に有名になった川のせせらぎや水のリズムから発せられる「1/fゆらぎ」という周波数を感じている時も、このα波が出ているそうです。

つまり、クラシックは自然音を聞いている時と同じような心地よさが得られるということです。

集中力を高める効果

「クラシックを聴くと頭が良くなる」という説を聞いたことがある人もおられるのではないでしょうか。

実は、クラシックには脳の集中力を高めて脳を活性化させる効果があると言われております。

特に、ヨーロッパの研究では、4拍子のバッハの曲をBGMで流しながら外国語の勉強をすると最も効果があったということが確認されているだとか。

しかし、集中力を高まるかどうかは個人差があることもあり、クラシック音楽を聞けば必ず集中力が高まるというわけではなさそうです。

意欲やヤル気を取り戻す効果

挫折したり、自信喪失したりして、無力感に苛まれる経験は誰しもあるのではないでしょうか。

実は、そんな時にもクラシックが役立つのです。

クラシックには、不安や痛みを和らげて、意欲やヤル気、そして元気を取り戻す効果があるそうです。もちろん、曲の好みは人それぞれなので、効果がある曲もあれば、あまり効果が得られない曲もあります。

安眠効果

クラシックには眠りを促す効果もあると言われております。

不眠の原因の1つに、不安や心配事といった精神的ストレスがあります。精神的ストレスを感じると体が緊張して寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりします。

先ほど、クラシックはストレス軽減効果やリラクゼーション効果があると言いましたが、実は、それらの効果は安眠にもつながる効果なのです。

(番外)クラシックには犯罪抑止効果もある!?

ここまで、クラシックがもたらすメンタルヘルス効果を書いてきましたが、クラシックにはそれらの効果に加えて犯罪抑止効果もあるそうです。

ニュージランドの二番目の都市であるクライスチャーチ(人口38万人)の通りで、モーツァルトを流したら、2008年の10月に週77件あったものが2009年から週2件にまで減って、軽犯罪などが大幅に改善されたらしいです。

また、2012年にアメリカ(ミネソタ州のミネアポリス)でも地下鉄での犯罪を防止するために、構内でクラシック音楽を放送するという試みて成果を上げたとのこと。

まさかクラシックにここまでの効果があるというのは驚きですね^^

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