友達や恋人と一緒にカラオケに行ったり、ひとりカラオケをしたり、ストレス発散のために歌を歌う人も多いのではないでしょうか。
また、経験や感覚的に「カラオケに行くとストレスが解消される」とわかっている人もおられるかと思います。
しかし、どうしてカラオケがストレス発散になるのでしょうか?
もっと言えば、なぜ歌を歌うと気持ちがスッキリするのでしょうか?
本記事ではカラオケがストレス発散になる理由について調べたことをまとめていきたいと思います。
目次
カラオケがストレス発散になる4つの理由
歌うことでコルチゾールレベルを低下する!
歌うことでストレスホルモンの「コルチゾール」の分泌が抑えられるとわかっております。
コルチゾールはストレスを感じている時に多く分泌され、ストレスが溜まるとコルチゾールレベルが上がります。コルチゾールは体を臨戦態勢モードにするために必要であり、悪いものではありませんが、コルチゾールレベルが上がりすぎると体や心に悪影響を与えることもあります。
歌を歌うことは、そのコルチゾールレベルを低下させて、ストレスを軽減するのです。
幸せホルモンや快楽ホルモンが分泌される!
カラオケで歌を歌うことで、「β-エンドルフィン」や「ドーパミン」といったホルモンが分泌されます。
幸せホルモンと呼ばれる「β-エンドルフィン」は幸福感をもたらしてくれ、快楽ホルモンと呼ばれる「ドーパミン」は、気分を高揚させてくれます。
これらのホルモンが分泌されることで、痛みや不安が緩和され、心地よい気分になれるのです。
歌うことで副交感神経が働く!
歌う時は呼吸が深くなることから、自律神経の副交感神経が働きます。副交感神経は休憩中や睡眠中といった時など、体や心がリラックスしている時に働きます。
つまり、カラオケで歌を歌うことは副交感神経に働きかけ、ストレスによる緊張を解いて体と心をリラックス状態にしてくれるのです。
逆に、いつも浅い呼吸をしていると、交感神経が働いて、緊張状態が続いたり、ストレスが溜まったりします。
歌うことにはカタルシス効果がある!
カタルシス効果とは、不安や怒りなどの感情を言葉に表すと、その苦痛が緩和されて精神的な安定をもたらされる効果です。
普段の日常では怒りや不安はもちろん、喜びや愛情も照れくさくて表現できない場合があると思います。
しかし、歌を歌う時は、歌詞を借りて普段は言えないような様々な気持ちを感情表現豊かに歌うことができるので、カタルシス効果が生じて精神的な安定が生まれるというわけです。