ストレスの多い現代では、職場や家の中でイライラしやすくなっている人も少なくないと思います。
普段は優しく和やかな人でも、ストレスが溜まるとイライラしやすくなったり、イライラで頭が一杯になることもあるのではないでしょうか。
イライラを解消するためにはストレスの要因となくすことが理想的ですが、それと同時に日頃からイライラを抑える栄養成分を摂取することも重要となります。
そこで、本記事ではイライラ解消に効く栄養素をまとめますので、ぜひ普段の食事に取り入れてみてください^^
目次
イライラ解消・予防に効く栄養素と食べ物・飲み物一覧
まずはイライラに効く栄養素と代表的な食べ物をまとめますので、最近不足してる栄養素や気になる栄養素がありましたらチェックしましょう。
栄養素 | 代表的な食べ物・飲み物 |
トリプトファン | バナナ、牛乳、豆腐、豆乳、アーモンド、など |
カルシウム | 乳製品、魚類全般 、ほうれん草、ひじき、など |
マグネシウム | ナッツ類(アーモンド、カシューナッツ )、ワカメ、カツオ、など |
ビタミンB1 | 大豆、豚肉、枝豆、じゃがいも、さつまいも、など |
ビタミンB2 | レバー、うなぎ、卵、牡蠣、など |
ビタミンB6 | 肉類、レバー、牛乳、豆、卵黄、まぐろ、など |
ビタミンB12 | チーズ、牛乳、レバー、など |
ビタミンC | グレープフルーツ、ほうれん草、ぱせり、キャベツ、など |
亜鉛 | 牡蠣、ナッツ類、うなぎ、レバー、など |
トリプトファン
トリプトファンは、精神の安定や鎮痛作用がある神経伝達物質の「セロトニン」の分泌に必要な必須アミノ酸(※)です。
必須アミノ酸・・・体内では作られないアミノ酸
セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれており、イライラや不安などで乱れた心を整える働きをします。
また、トリプトファンはビタミンB6とマグネシウムと共にセロトニンを作ります。
カルシウム
「カルシウム不足=イライラしやすくなる」と聞いたことがある人も多いかと思います。
カルシウムは骨を強くするするだけでなく、神経の興奮を抑える働きがあります。
また、カルシウムの吸収を高めるビタミンDと一緒に摂取すると効果がより発揮されると言われております。
マグネシウム
ナッツ類や豆製品に多く含まれるマグネシウムは、脳や神経の興奮を鎮めて、イライラや憂鬱感、不安感などを和らげる働きがあります。
ただし、清涼飲料や加工食品に含まれるリンを取りすぎると、マグネシウムの吸収力が下がってしまうので注意しましょう。
ビタミンB1
ビタミンB1は、脳のエネルギー源のブドウ糖を生成するのに必要な栄養素です。
特にビタミンB1は白米に含まれていないので、日本人が不足しやすい栄養素と言われております。ビタミンB1が不足してしまうと、イライラ、集中力の低下といった症状が現れます。
ビタミンB6
神経伝達物質の合成に欠かせないビタミンB6。
ビタミンB6が不足してしまうと、イライラや記憶力の低下など、中枢神経の障害を引き起こす場合があります。
ただし、ビタミンB6と同じようにイライラを鎮めるマグネシウムの吸収妨げる場合がありますので、ビタミンB6の摂り過ぎには注意しましょう。
ビタミンB12
神経細胞を正常に働かせるために必要なのがビタミンB12。
ビタミンB12は脳や体の神経機能を正常に保つ効果があり、肩こり、腰痛の予防、手足のしびれなどの予防・改善に効きます。
特にイライラしている時は神経機能が乱れが生じている場合が多いので、ビタミンB12は効果的な栄養素です。
ちなみに、ビタミンB12はアルツハイマーの予防にもなるという研究成果もあるそうです。
ビタミンC
ストレスを感じるとストレスに対抗するための副腎皮質ホルモンが分泌されます。
ビタミンCは、その副腎皮質ホルモンの原料として使われるため、ストレスにさらされ続けると、ビタミンCが大量に消費されます。
そして、ストレスでビタミンCが不足するとストレス耐性が低くなり、その結果、ストレスを抱えやすい体になってイライラしやすくなります。
亜鉛
亜鉛は育毛作用や免疫力の活性化だけでなく、記憶や精神を安定にして、気持ちを穏やかにしてくれる効果があると言われております。
亜鉛が不足してしまうと、感情が不安定になってイライラの原因の1つとなります。
→イライラ解消・防止に役立つ食べ物・飲み物のおすすめはこちらをご覧ください。