高齢化が進む中、社会的ニーズが高まりつつある介護業界。
介護業界に興味を持っている方の中では、
「介護には興味はあるけど介護士は肉体的にキツそう・・・」
と思っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
さらに、このように考えている方の中には、介護業界に身を置くことができ、なおかつ、肉体的な負担が少ない介護事務の仕事に興味を持っている方も少なくはないでしょう。
しかし、介護事務は、仕事の性質上、一般的な事務職とは少し違った面もあり、介護事務ならではの苦労や大変なこと、辛いことがあります。
なので、事務職というイメージだけで介護事務の仕事に就いた後、「思っていた事務職と違う・・・」といった状況になる可能性があります。
そこで今回は、介護事務の仕事の大変さ、辛い・キツイことについてまとめていきたいと思います。
介護事務に興味ある方、介護事務を目指している方はもちろん、介護業界に興味を持っている方、事務職全般に興味ある方も、ぜひ参考にしてみてください^^
事務処理だけが仕事ではない!?
一般的な事務のイメージは、オフィスワークでパソコンと向き合って、エクセルやワードを使いこなしながら、仕事を行うイメージではないかと思います。
介護事務では、介護報酬請求業務をはじめとし、経理・総務・人事業務、受付業務などの事務処理の仕事がメインとなります。
しかし、最近では高齢化社会、女性の社会進出、介護ストレスによる疲労など、社会的にニーズも高まっていることから、ケアマネージャーの仕事が増加しており、そのサポート業務もケアマネージャーがするところも増えております。
介護事務は介護報酬請求業務だけでなく、幅広い業務をこなしていかなければならない仕事であり、介護サービスにおいて重要な役割を担っているといえます。
時には肉体労働も!?
介護業界のニーズが高まってはいるものの、業界の離職率は高く、多くの施設が人手不足といった現状です。
そういった中、施設を回していくために、介護事務員も介護補助の仕事をする場合があります。
せっかく事務になったのに、介護補助の仕事もしなければならないの!?とお思いの方もおられるかもしれませんが、ニーズの高まりと人手不足が重なるとこういった状況になるのは、ある意味仕方がないことです。
介護事務をやっている人の中には、介護事務:介護補助が7:3の割合で業務を行っている人もおり、ひどい場合だと、3:7の割合で業務を行っている方もおり、もはや介護士か介護事務かわからない状態になっている方も少なからずおります。
せっかく事務職として入ったのに、肉体労働ばかりで全然イメージと違った・・・と後悔している方もおられるのではないでしょうか。
時期によっては忙しい!?
介護サービスの利用料は基本的に後払いであるため、日々利用料を請求することはありません。
月末締めで、介護報酬の請求と合わせて、利用料の請求額を計算して、利用者へ請求をします。加えて、請求書、領収書の発行、入金確認なども行うため、月末から翌月10日まで忙しい期間となります。
介護事務はそこまで残業があるわけではないですが、忙しい期間は残業が増える方も少なくはないでしょう。
昇級しづらい!?
介護業界のニーズが高まっているとはいえ、介護業界の給料や待遇面はそこまで恵まれておりません。
加えて、介護事務は一般的な事務と違い、事務仕事以外にも肉体的な労働もあり、辛い面があるにも関わらず、給料はそこまで高くないはありません。
また、仕事の能力差が出てくる職業ではあるものの、昇給もあまり望みにくい環境でもあるため、自分の給料に不満を持っている人も多くおられるのではないでしょうか。
まとめ
今回は、介護事務の大変なこと、辛いことについてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
介護事務は、事務という言葉がついてはいるものの、事務以外にも肉体労働をする場面もあり、介護事務ならではの大変さ、辛いことがあります。
しかし、社会的にニーズが高まりつつある介護業界。これから迎えるであろう超高齢化社会に向けて、様々な介護サービスが増え始めてはいるものの、人手不足で頭を抱えている施設も多くあるのではないかと思います。
介護事務に興味をお持ちの方の中で、もし、介護事務を一般的な事務のイメージをしている方がおられるのであれば、今回書いたことも頭の片隅にでも置いといていただければ何よりです◎
また、介護事務以外にも、他の事務系にもご興味ある方は、以下のページもぜひ参考にしてみてください^^