生活相談員の仕事は、特別養護老人ホーム(特養)などの介護施設やデイサービスでの相談業務を中心とした仕事です。
施設の大小によって仕事内容は異なるものの、生活相談員は介護施設の運営には必要不可欠な存在であり、幅広い業務を行うことにより施設全体を支えます。
そして、生活相談員の仕事があってこそ、利用者が安心して快適な介護サービスを受けることができるといっても過言ではありません。
果たして、その仕事のやりがいや魅力とは一体何なのでしょうか・・・。
生活相談員のやりがい
困っている人の役に立てること
生活相談員は、施設における利用者の受け入れ時の面談、契約、各種手続きなど、「施設の顔」として窓口的な業務を担当します。そのため、生活相談員は利用者やその家族と直接接する機会が多くあり、生活相談員の対応によって、施設のイメージや利用者の満足度も大きく変わってくるといえるでしょう。
そして、利用者との面談を通じて、相手の生活状況、困り事やニーズを把握しながら利用者に寄り添うことができるため、「困っている人の役に立っている」という実感とやりがいを感じることができます。
利用者の笑顔と感謝の気持ち
生活相談員の仕事では利用者とその家族と直に接する機会が多いことから、利用者の笑顔を見ることができたり、直接「ありがとう」と声をかけてもらえることが多々あります。
苦労や大変なことも多い生活相談員ではありますが、利用者の笑顔や感謝の気持ちが日々の業務の励みとなり、仕事へのやりがいへとつながっていきます。そして、自分たちの働きが困っている人たちの助けになり、人の豊かな暮らしや幸せに貢献できていると実感することができます。
生活相談員の魅力
幅広い業務に携われること
生活相談員は、相談業務が中心となりますが、それ以外にも、利用者を受け入れる際の契約手続き、立場によっては施設の運営やマネジメントにも携わることもあります。
また、生活相談員の業務範囲は、はっきりと決まっておらず、施設の規模で生活相談員の仕事内容も異なります。小規模な施設や人手不足の施設では、生活相談員が介護業務を兼任することもあります。
このように、施設や立場によっては、生活相談員は多岐にわたる業務に携わることができるため、様々な経験と学びを得ることができます。
多くの人と関われること
生活相談員は、利用者やその家族だけでなく、主治医、ケアマネージャー、介護職員など、他の職員とも関わりながら仕事をしていきます。多くの人と関わりながら仕事をしていくことには苦労や大変なことも伴いますが、その関わりの中で自身のコミュニケーション能力や人間性を磨くことができます。
まとめ
今回、生活相談員のやりがいと魅力についてまとめましたが、いかがだったでしょうか。
生活相談員は、仕事を通じて「人の役に立っている」と実感できる魅力ある仕事です。また、生活相談員の仕事では、相談業務だけでなく、多岐にわたる業務を行うこともあり、多くの経験や学びを得ることができます。
そして、生活相談員の経験は、ケアマネージャー、施設長へのステップアップにも生かすことができるため、常にスキル向上のための努力は欠かせないといえるでしょう。
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