「笑う門には福来る」ということわざがあります。このことわざは「いつもにこやかに笑っている人には、自然と幸福が舞い込んでくる」という意味ですね。
感覚的に、このことわざは合っているように思えますが、実は笑うことは幸福が来るだけでなく、素晴らしい健康効果が期待できるのです。
実際、多くの医師が「笑い」の効果の有効性を認めており、治療の一環として笑いが用いられることも。
本記事では、笑いがもたらす美容・健康効果について調べたことをまとめますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
目次
「笑い」がもたらす6つの美容・健康効果
精神的な安定とストレス解消効果
笑いによって、脳内麻薬と呼ばれる「エンドルフィン」の分泌を促進されます。
エンドルフィンは脳内ホルモンの一種で、幸福感をもたらしたり、痛みや不安などを抑える鎮静作用があります。
つまり、「笑い」は、エンドルフィンの分泌を促進して精神的なストレスを緩和する効果があるということです。
実際、病院でも笑いによる鎮静作用をガン患者の治療に生かしているところもあり、精神的な安定が必要な場面で笑いの効果が発揮されるのです。
免疫力の向上
笑いには、免疫力を向上させる効果があります。
笑うことで、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)と言う免疫力に大きく関わる細胞を活性化されます。NK細胞は、がん細胞や体内に侵入するウイルスなど、体に悪影響を及ぼす物質を撃退してくれる細胞なので、笑うことは免疫力の向上につながるというわけです。
なので、病気になった時にも、楽しいことを考えたり、お笑い番組を見て笑顔になることは大切なのです。
血圧・血糖値を下げる
笑いによって、血糖値が下がることがわかっております。実際、糖尿病患者がお笑いステージを見て大笑いした後に血糖値を計測したところ、血糖値が下がっていたという実験成果もあるそうです。
また、笑うことで副交感神経が活発になり、ノルアドレナリンの分泌が抑制されます。ノルアドレナリンは血圧を上昇させるので、笑うことは血圧を下げることにも役立ちます。
そして、笑いによって血圧を血糖値の下がるということは、笑いは心臓発作や糖尿病の予防につながるという意味でもあります。
脳の活性化
笑いには脳を活性化させる効果もあります。
笑うことで脳波の「アルファ波」が増加すると言われております。アルファ波は精神的肉体的にリラックスしている時に多くなるので、集中力や記憶力、ひらめきが必要な時にはアルファ波が出ている状態が最適だといえます。
つまり、笑いによってアルファ波が多くなったことで、脳がリラックスして活性するということです。
また、笑った後に脳の血流量を測定したら、血流量が増加したという実験成果もあるだとか。
代謝効率やデトックス機能の向上
笑いには、新陳代謝を活性化して、代謝効率を上げる効果も期待できます。
笑いは、心拍数を増加させる作用があり、心拍数が上がることで血液の循環も良くなります。血液の循環が良くなれば、全身に酸素や栄養素が行き渡りやすくなるので、その結果として、全身の新陳代謝が活性化されて、代謝効率が良くなったり、デトックス機能が向上したりすることにつながるというわけです。
顔のたるみの予防
笑って笑顔になることで、表情筋が鍛えられて、顔の筋肉を引き締めることにつながります。
そして、それは顔の脂肪を燃焼させることにもなるので、顔のたるみの防止になるということです。
また、表情筋が鍛えられることによって顔のシワ、シミの老化現象を抑制して、顔太りしにくくなります。