断食にはダイエットや美容・健康効果があると言われますが、その効果を高めるために「運動をしよう!」と思う人もおられるのではないでしょうか?
しかし、断食について調べているうちに、どうやら断食や運動の種類によっては危険であることがわかりました!
本記事では断食中に行う運動がなぜ危険なのか?どんな運動だったら大丈夫なのか?ということをまとめたいと思います。
なぜ、断食中の運動は危険なのか?
断食中は血糖値が低下する!
普段私たちは、血糖値が下がると「グリコーゲン」と呼ばれるエネルギーを消費して生命を維持しようと働くと言われております。グリコーゲンは、糖分を多く取った時に溜め込んだものであり、非常用のエネルギーとして使われます。
断食を始めると、このグリコーゲンがはじめに使われることになります。
それから断食による飢餓状態が進むと、糖の消費を抑えようと身体が働きますが、その時にまず抑えられるのが筋肉に運ばれる糖。
断食によって血糖値が下がると筋肉が糖を使用することが抑えられてしまい、次第に筋肉が衰えていくことになりますね。
その状態で運動をしてしまうのは危険であることは想像がつくのではないでしょうか。
断食中は自律神経系が興奮し、塩分不足の状態!
断食中は自律神経が興奮し、塩分が不足してしまいがちらしいです。
その状態で引き起こしやすいのが「心室性不整脈」。
そもそも不整脈がある人は断食を行ってはいけませんが、不整脈がない方も断食中に運動をしてしまうと不整脈を誘発してしまうリスクがあるようです。
どの程度の運動ならOK?
基本的に断食中の運動は危険ですが、1日断食や3日断食であれば軽い運動であれば良さそうです。
軽い運動というのは、たとえば、景色を楽しみながら散歩したり、ペースを落としたウォーキングなどのです。
また、ヨガやストレッチなどの運動も断食中の運動に適しているといえるでしょう。
特に軽い有酸素運動は、脂肪の燃焼を促進したり、体温の上昇させて血流をよくする効果が期待できるので、断食の効果を一層高められるかもしれません。
ただ、断食中に効果を高めたいからといって激しい運動を行うのは厳禁ですので、あくまで身体に負担のない程度の運動をしっかりと水分補給をしながら行うようにした方が良いでしょう。