若い頃はよく泣いていたけど、大人になるにつれて人前で泣くことを恥ずかしくなるようになってきますよね。
泣くことは、「情けない」「心が弱い」といったマイナスのイメージを持たれがちですが、実は、涙を流すことには美容・健康効果があることはご存知でしょうか。
悲しいことや辛いことがあった時、感動した時、嬉しい時には思いっきり泣くことで、体と心が健やかになると言われており、それは科学的にも実証されております。
そして、その涙の効果を利用して、心のデトックスを図るのが「涙活」です。
本記事では、その涙活に期待できるデトックス効果をご紹介しますので
「仕事でストレスが溜まってる・・・」
「最近、心が疲れてる・・・」
「キレイになりたい!!」
といった方は、ぜひ参考にしてみてください^^
目次
涙活に期待できるデトックス効果
泣くことで気持ちが穏やかになる!?
思いっきり泣いた後、心がスッキリすることはないでしょうか。
実際、涙を流すことで心を安定させることができると言われております。
その理由は2つあります。1つ目は、泣くことで副交感神経が優位に働いて心をリラックスさせることができるからです。
2つ目は、悲しい時や感動した時など、情動によって流される涙には「コルチゾール」という物質が含まれているからです。コルチゾールは、ストレスホルモンとも呼ばれており、ストレスを感じている時に多く分泌され、そのコルチゾールを体外に排出することはストレス解消につながります。
つまり、泣くことはリラックス効果やストレス解消効果があるため、穏やかな気持ちに導いてくれます。
泣くことで免疫力が上がる!?
ストレス解消効果やリラックス効果以外にも、泣くことで体の免疫力がアップすると言われております。
免疫力とは、細胞やウイルスが体内に入った時にそれを体外に排除しようとする仕組みのことであり、体の病気などに対抗する力のことです。
先ほど出てきた「コルチゾール」というストレスホルモンには、血圧・心拍数の上昇、ホルモンバランスの乱れ、そして免疫力の低下を導くデメリットがあります。
コルチゾールを体外に排出して、体内を浄化することは免疫力の向上につながります。
泣くことで目の周りの血流が良くなる!?
泣くことを我慢して涙を流さないでいると、涙腺が詰まって血流が悪くなってしまいます。血流が悪くなると、むくみやクマの原因になる場合があります。
しかし、泣くことで涙腺がきれいにされて血流が良くなります。それに加えて、余分な水分が外に出されるので顔のむくみが取れる場合もあるようです。
なので、泣くことには小顔効果があるとも言われております。
悲しみの涙や感動の涙でなければ意味がない!
ここまで挙げてきた効果は、たまねぎを切った時や目にゴミが入った時の涙(刺激分泌の涙)では得ることができません。
なぜなら、刺激分泌の涙と悲しい時や感動をした時に流れる涙(情動性分泌の涙)は種類が異なり、含まれている成分も違うからです。
感動している時に出る涙や悲しい時に出る涙には、脳から分泌される「プロラクチン」副腎皮質刺激ホルモンの「ACTH」「コルチゾール」といった成分が含まれており、これらの成分を排出することは、心のデトックスにつながります。
そして、「涙活」は映画や音楽、詩の朗読などを使って、感動や喜び、時には悲しみによる涙を流せる空間を提供してくれるのです。