ベッドや布団に入った後「なかなか眠れない・・・」といったように寝つきが悪く、眠れない夜に悩まれている方が多くおられると思います。
寝つきを良くする方法としては、「運動をする」「快眠グッツを使う」「寝酒をする」など、様々ありますが、その中には「入浴」もあります。
入浴は寝つきを良くすると言われておりますが、お風呂の入り方を間違えてしまうと、逆に寝つきが悪くなってしまい、睡眠の妨げになることがあります。
そして、お風呂の入り方で大切となってくるのが入浴時間です。正しい入浴時間であれば、寝つきが良くなりますが、間違った入浴時間だと寝つきが悪くなることがあります。
そこで、本記事では、寝つきが良くなる入浴時間についてまとめていきたいと思います。
入浴時間は15〜20分がベスト!?
寝つきを良くするためには、お風呂に15〜20分程入ると良いと言われております。
まず、入浴が睡眠に良い理由は、人は体温が低下するにつれて眠たくなるからです。入浴によって体温が上がり、入浴後にだんだんと体温が下がってきて、自然な眠りにつけるようになります。
基本的には、体温の落差が大きければ大きいほど、眠りにつきやすくなります。
数分程度の入浴だと、体の表面しか温められず、入浴後の体温の落差があまりない状態になってしまいます。
しかし、15〜20分お風呂に入ると、体の芯の温度(深部体温)まで温められ、体全体の温度を上げることができ、入浴後の体温の落差が大きくなります。そして、入浴後に体全体の温度がだんだんと低下していき、スッと眠りにつけるようになります。
なので、寝つきを良くするために、15〜20分、長く入れない人でも最低10分以上の入浴時間を守るようにすると良いでしょう。
お風呂の入りすぎには注意!
体温を上げたいからといって、お風呂の入りすぎには注意しましょう。
先ほど「体温の落差は大きい方が眠りにつきやすい」と書きましたが、長時間の入浴は問題があります。たとえば、1時間以上お風呂に入ってしまうと、お湯の温度もだんだんと下がっていき、お風呂へ入っているうちに体温も低下してしまいます。
もうおわかりかと思いますが、体温を上げる目的でお風呂へ入っているのであれば、長時間入浴して体温を低下させてしまうことは、かえって逆効果であるということです。
また、お風呂に入りすぎると体が疲れてしまい、次の日までその疲れが取れないなんてこともあります。
なので、入浴によって寝つきを良くしたい、睡眠の質を高めたいのであれば、長時間の入浴はなるべく避けましょう。
まとめ
ここまで、寝つきを良くするための入浴時間についてまとめましたが、何か参考になりましたでしょうか。
数分だけの短時間入浴、数時間の長時間入浴では寝つきを良くはならず、かえって睡眠の妨げになることもあります。
入浴によって寝つきを良くするためには、15〜20分、最低でも10分以上の入浴時間を守る必要があります。
寝つきが悪い方は本記事で書いたことを参考にして頂き、明日から入浴時間を意識してお風呂へ入り、眠れない夜とはおさらばしましょう!