学校事務では、専門学校、短大、大学をはじめ、様々な種類の学校に勤務し、事務、管理、経営などの実務から学校経営、運営を行います。
一般的に、事務職は楽なイメージを持っている方も多いと思われますが、果たして本当にそうなのでしょうか。
子供たちが過ごす学校を裏方として支えていく学校事務としてのやりがい、楽しさもある一方で、学校事務の苦労や大変さ、辛いことは少なからずあります。
今回は、学校事務の大変さ、辛いこと、きついことについてまとめていきたいと思います。
学校事務に興味を持っている方、学校事務を目指している方はもちろん、事務職全般に興味を持っている方もぜひ参考にしてみてください^^
多岐にわたる業務内容
学校事務では、電話、来客対応、資料作成、スケジュール調整、備品管理、イベント準備などの事務処理をはじめ、広報、経理、入試業務など多岐にわたる業務を任される場合があります。加えて、学生、保護者、そして教員への対応もする必要があり、単に事務処理だけをやることが仕事ではありません。
また、学校、配属先によっては、事務員の配置人数が少ないところもあり、その場合、1人で幅広い業務をこなさなければなりません。学校行事が近くなってくると、普段の業務に加えてイベント準備の業務も入ってくるので、忙しくなることも多くあります。
このように学校事務は、多岐にわたる業務をこなしていかなければならなく、それは大変さであり、やりがいでもあります。
生徒、保護者、教員への対応
学校運営の裏方として携わる学校事務は、事務処理だけをしていれば良いわけではありません。もちろん、生徒、保護者、そして教員への対応をしていかなければなりません。
生徒の中には、マナーの悪い生徒やクレームを出してくる生徒もおり、そういった人達に随時対応していかければなりません。
また、保護者の中には、モンスターペアレント的な人も相手にする機会もあり、そういった人達にも、決して不快な顔をせず上手に対応をしていく必要があります。
それに加えて、教員も良い人ばかりというわけでなく、中には横柄な態度の教員、悪口ばかり言ってくる教員、事務処理ばかり押し付けてくる教員もおり、そういった人達にも、うまく対応をしていかなければなりません。
このように学校事務は単純なオフィスワークとは異なり、人と上手に接しながら仕事を進めていくスキルも求められます。
調整役としての力も必要
学校の窓口でもある学校事務は、学校の窓口でもあるため、生徒と教員、保護者と教員、あるいは教員と教員のパイプ役を担うことも多々あります。
例えば、学生が教員に対して苦情を入れてきた場合、事務員は学生と教員の板挟みになります。また、教員が教員に対して悪口や愚痴などを言ってきた場合は、教員と教員の間に入ってうまく事を進めていかなければなりません。
学校運営を裏方で支える以上、学校事務は調整役として立ち回っていっくこともあり、それに苦労している方、大変に感じている方も少なくはないと思います。
まとめ
今回、学校事務の大変さ、辛いことについてまとめましたが、いかがだったでしょうか。
一見、楽なイメージを持ちがちな学校事務ではありますが、その業務範囲は広く、事務処理としての力だけでなく、生徒・保護者・教員とも上手に接していく力、調整役としての力量も求められる職業でもあります。
しかし、仕事の裁量が大きく、自分の力を発揮しやすい職業でもあるので、その分、大きなやりがいを感じることもできます。
今回書いたことが、学校事務に興味を持っている方、学校事務を目指している方の何かの参考になれば何よりです^^
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