身体または精神上の理由で日常生活における問題や課題を抱えている地域住民に対して相談援助業務を行うケースワーカー。
ケースワーカーとソーシャルワーカーの違いは曖昧なところがあり、施設や病院によっては相談員のことをソーシャルワーカーと呼ぶところもあれば、ケースワーカーと呼ぶところもあります。
ケースワーカーは、社会生活上で困っている人達の様々な相談にのることにより、多くの人を助け、社会に貢献ができる仕事です。
多岐に渡る相談を受けるケースワーカーは、幅広い知識を求められ、時には困難なケースにも遭遇することがあり、ケースワーカーだからこその仕事の大変さや苦労があります。
そこで今回は、ケースワーカーの仕事の大変さ、辛い・キツイことについてまとめていきたいと思います。
・福祉業界に興味を持っている方
・ケースワーカーの仕事が気になっている人
・将来、ケースワーカーの仕事に就きたいと考えている人
このような方々は、ぜひ参考にしてみてください^^
見えない部分の仕事が多い!?配属先によっては激務!?
ケースワーカーは相談援助業務以外にも多くの仕事があります。
たとえば、生活保護ケースワーカーの場合は、受給に関する手続き、受給者の管理・生活支援、その他事務作業など、見えない部分の仕事も多くあります。
特に、生活保護に関する業務において、保護者の多い区域では1人のケースワーカーが担当する人数も増えるため、それに比例して業務量も増えていきます。
また、次にも出てきますが、ケースワーカーの仕事をしていると、解決が難しい問題・課題に直面することもあり、そのような問題が重なったりすると、どうしても業務時間が長くなってしまいます。
このことから、ケースワーカーの仕事は、必ずしも激務とは言えませんが、楽な仕事とも言えません。
解決が難しい問題・課題に直面することも!?
ケースワーカーは、地域住民の多岐に渡る相談を受け、解決していかなければなりません。その相談内容は様々であり、解決が簡単なケースもあれば、解決が困難な問題・課題や複雑なケースもあります。
このような解決困難な問題・課題に直面した時、「困っている人を助けたい!」という思いが先走り、自分1人で抱え込んでしまいがちです。しかし、他の担当案件の業務も並行してこなさなければならないため、1つの案件で時間を取られすぎると、最悪、仕事が回らなくなってしまうこともあります。
なので、自分一人では解決困難な相談を受けた時や複雑なケースに直面した時は、速やかに先輩や上司にアドバイスや指示を仰ぎながら仕事を進めていく必要があります。
このことから、複雑なケースや解決困難な問題や課題に直面することは、ケースワーカーの仕事な大変なことの大きな1つといえるのではないでしょうか。
ケースワーカーは覚えることが多い!?
地域住民が抱えてる相談内容が様々であることから、ケースワーカーの仕事では、福祉関係をはじめとした、法律・制度に関する幅広い知識が求められます。
法律に関する知識に関しては、生活保護法をはじめとし、児童福祉法、知的障害者福祉法、老人福祉法、母子及び寡婦福祉法などです。
また、それ以外にも年金制度、介護保険制度などに関することも覚える必要もあり、日々、勉強・学び続ける姿勢が大切となってきます。
まとめ
今回、ケースワーカーの仕事の大変さ、辛い・キツイことについてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
ケースワーカーは、配属先によっては部署によっては多忙なところもあり、覚えることが多い仕事でもあります。
しかし、覚えることが多いということは、学べることも多いということを意味しており、学べることが多いということは、自己の成長を促進させることができます。
そして、学んだ幅広い知識を用いて、多くの困っている人たちの力になれることは大きなやりがいや喜びを感じることができるのではないでしょうか。