「寝る時に音楽を聴くと良い」という話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
確かに、音楽を聴くことで気持ちが落ち着いてリラックス状態を作ることができ、それが安眠へとつながります。
しかし、音楽を聴くと良いと言われても、どんな曲を聴けば良いかわからない・・・といった方も少なくはないと思います。
選曲を間違えてしまうと、睡眠を良くするどころか、睡眠の妨げになってしまうことがあります。
そこで、本記事では睡眠に効果的な音楽についてまとめていきたいと思います。
以下の記事では、寝る前の音楽の効果と注意点をまとめておりますので、ぜひ合わせてご覧下さい^^
目次
睡眠に効果的な音楽の4つの条件
歌詞が入っていない曲であること
寝る時に音楽を聴く目的は、気持ちを落ち着かせリラックス状態にすることです。
曲に歌詞が入っている、と耳に入ってくる歌詞について考えてしまったり、無意識のうちに言葉を理解しようとして、脳が活性化してしまい、眠りにつきづらくなります。
このことから、歌詞が入っている曲は睡眠には向いていないといえます。
静かな曲であること
曲の音量が大きすぎると神経が刺激されて、脳が活性化してしまうので、睡眠には逆効果です。一般的に、睡眠に効果的な音量は40デシベル以下(図書館ぐらいに静けさ)と言われております。なので、睡眠に効果的な音楽を選ぶのであれば、静かな曲を選ぶようにしましょう。
ゆっくりで一定のテンポであること
寝る時の曲は、テンポも重要です。
繰り返しになりますが、寝る時に音楽を聴く目的は、気持ちを落ち着かせてリラックス状態を作ることです。
アップテンポな曲やリズミカルな曲だと、脳に刺激が与えられ脳が興奮状態になってしまいます。そんな状態だと眠りたくても眠れませんよね。
また、テンポが途中で変わったりしても、脳が反応してしまい眠りの妨げになってしまうことがあります。
一定のテンポの音楽は心のリズムを整えてくれる効果もあるので、ゆっくりで一定のテンポの曲を選ぶようにしましょう。
極端な高音や重低音のない曲であること
極端な高音や重低音がある曲も避けるようにしましょう。
これはイメージしやすいと思いますが、高音が多い音楽や重低音がバリバリの音楽も、神経を刺激して脳を興奮状態にするので、寝る時の音楽としても良くありません。
具体的にどんな曲や音が良いの?
クラシック音楽
「クラシック音楽を聴くと眠たくなる」とよく聞きますよね?
実際、クラシックのコンサートでは、ぐっすりと眠っている人も見かけます。
実は、クラシック音楽には睡眠の導入効果があると効果があると科学的にも認められているそうです。
その理由としては、脳波にはリラックス状態のときに出るα波、眠りかけの状態のときに出るθ波があります。
そして、クラシック音楽はθ波やα波を多く出る音楽であり、心拍の安定化、不安の解消など、様々な癒し効果が得られる音楽と言われております。
川のせせらぎなどの自然音
低音や高音が入り混じっていなく、なおかつ、静かで一定のテンポの曲といえば、クラシック以外にも川のせせらぎなどの自然音があります。
自然音には高いリラックス効果、イライラ解消、疲労回復効果があり、寝る時に聞く音楽としてはおすすめです。また、海外では、治癒力を高める目的でがん治療にも取り入れられているとか。
バイノーラルビート
バイノーラルビートとは、心地よく眠りにつくために、研究されている音楽手法の1つです。
左右の耳から異なる周波数の音を聞かせて脳波をコントロールすることで、ストレスの緩和、不安の軽減などのリラックス効果があります。
バイノーラルビートは無意識で聞いている状態が望ましいと言われており、BGM感覚で意識しない状態で聞くようにすると効果的です。また、その効果から健康療法などにも使用されております。
(番外)自分のお気に入りの曲
歌詞が入っていないとはいいましたが、自分のお気に入りの曲を聴くことでもリラックスができる場合もあります。
「クラシックや自然音などの曲はちょっと・・・」という方は、自分が好きな曲を静かな音で流すことで、眠りにつきやすくなる可能性がありますので、ぜひ試してみてください。
まとめ
ここまで、睡眠に効果的な音楽についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
ストレス社会である日本において、不眠症に悩む人は5人に1人と言われております。
そんな中、音楽で睡眠の質を高めることができるのは、何ともうれしいことですね。
しかし、どんな曲でも良いというわけではなく、きちんと睡眠に効果的な曲を選ぶ必要があります。
最後に、今回のまとめとして、
寝るときに効果的な曲は、静かでゆっくりとしたテンポでなおかつ、歌詞や高音・重低音がない曲です。具体的な曲としては、クラシックや自然音、バイノーラルビートなどがあります。
自分に合った曲を見つけて、快眠ライフを楽しみましょう!