泣いた後、自然と心がスッキリすることはないでしょうか?
実は「泣くこと」に秘められた効果は医学的にも証明されており、うつ病の改善にも効果が期待できます。
実際、うつの治療に「喜怒哀楽」の感情を解放させる治療法やカウンセリング法もあり、泣くことで感情を出させるのもその1つ。
「やる気が起きない・・・」
「気持ちが落ち込みがち・・・」
といったうつ状態になりかけている方
「薬の対処療法から抜け出したい・・・」
「手軽にできるうつの改善法を知りたい!」
といったようなうつ病の改善を試みる方
このような方々は、これから書く「泣くこと」がうつの改善に効果的な理由を理解して、感情解放に努めましょう!
目次
「泣くこと」はうつの改善につながる、その理由は?
「無感動な状態」はうつの症状の1つ
うつの症状が進行すると、「喜びを感じられない」「笑いたい時に笑えない」「怒りたい時に怒れない」そして、「泣きたい時に泣けない」といった症状が現れます。
つまり、無感動な状態になるということです。
無感動な状態になると能面のように無表情となり、周りの人もその変化がわかります。
そして、この無感動の状態は精神衛生上にも良くなく、うつ病を悪化させる危険性があります。
感情を表に出すことは、精神的にも良い!?
よく感情を表に出す人を見ると、「精神的に病まなそう」「ストレスがなさそう」というイメージがあるのではないかと思います。
実際、喜んだり、笑ったり、怒ったり、泣いたりすることには、ストレスを解消する効果があると言われており、喜怒哀楽を感じることは心身の健康にはとても大事なことです。
ただ、人間関係や場所によって、感情を抑えなければならない場面も多くあり、人間社会において、感情を表に出すのは、そう簡単なことではありません。
ましてや、うつの時は無感動な状態なので、一層感情を表に出すのは厳しくなるでしょう。
うつの時に感情を出しやすい方法が「泣くこと」
無感動な状態だと感情を出すのは難しいことであり、そう簡単に無感動な状態を脱することはできないかと思います。
ただ、感情の中でもうつの時に出しやすい感情と出しにくい感情に分かれ、楽しさや喜びといった「喜」や「楽」の感情はうつの時に出しにくい感情です。その一方で、悲しみや怒りといった「哀」や「怒」感情はうつの時に出やすい感情であると同時に、解放させやすい感情といえます。
そして、「泣くこと」は、抑え込んだ「悲しみ」や「虚しさ」といった感情を表に出すことができ、うつの時に感情を解放させやすい方法と言えます。
「泣くこと」がもたらす効果はうつの改善にも関係する!
泣くことで感情を解放できてうつの改善につながることはわかりましたが、「泣くこと」は感情解放の目的以外にも
・ストレス解消効果
・リラックス効果
・精神の安定化
・悲しみや痛みの緩和
といったような多くの効果が期待できます。
これらの効果を見てわかるように、どれもうつの改善を期待できるような効果ばかりで、泣くことは感情の解放以外にも、より多くのことをもたらしてくれるでしょう。