うつ病の休職中、初めは倦怠感や憂鬱感で旅行どころか、誰とも会いたくない、外に出るのも億劫ですよね。
体と心が順調に回復してくると、少しずつ外に出たい気持ちになって、時間もあるので旅行の1つでも行きたくなるのではないでしょうか。
中には、せっかくだから海外旅行にいきたい!と考える人も少なからずいるでしょう。
ただ、ここで気になるのは「うつ病の休職中に海外旅行へ行っても大丈夫なのか?」ということ。
海外旅行に行って症状を悪化させては本末転倒ですもんね。
果たして、海外旅行に行っても問題はないのでしょうか?
目次
うつ病の休養中、海外旅行に行っても問題ない?
結論から言うと、私はうつ病の休養中でも海外旅行に行っても問題ないと考えてます^^
というのも、うつ病の休養中で重要なことは、とにかく自分が明るくなれることをすることだと思うからです。
家に引きこもっているとどうしても「この先自分はどうなっていくんだろう…」「いつになったらこの状態から抜け出せるんだろう…」とマイナスなことばかり考えてしまいがちです。
そんな状態が続けばより一層心の疲れが増すばかりで、心を休めさせようと思っても休めさせられません。
それだったら、外にでも出て気持ちをリフレッシュさせたり、自分の趣味を見つけたりして明るい気分になったほうが心に優しいですよね。
そして、海外旅行で自分が明るくなれるのであれば、海外旅行に行った方が心の健康が保てるというもの。
実際、転地療養という言葉があるように、普段と違った環境に行くことによって気分転換を図る療養方法もあり、うつ病で休んでいるからといって海外旅行に行ってはいけないということはありません。
うつ病の休養中にやっちゃダメなこと、周りの目を気にして悩むのではなく、シンプルに「とにかく自分が明るくなれることをする」ということだけを考える動くといいのではないでしょうか。
何をするにしても楽しいのが1番です♩
海外旅行に行く時の注意点・リスク
旅行に行くのは心の充電が溜まってから!
海外旅行に行くこと自体は問題ないのですが、もし行くのであれば症状が回復傾向にある時にいきましょう。
海外旅行はリフレッシュさせるためには効果的ではありますが、見知らぬ地に行くわけですからストレスが普段よりもかかってしまうこともあります(良いストレスか悪いストレスは置いといて)。
また、せっかくの海外旅行だからといって予定を詰めすぎたり、余裕のない行動をしていると心に負担がかかってしまいます。
そして、体調が回復していない状態で行ってしまうと「帰ってきたら以前よりも症状が悪化してしまった」という本末転倒なことにもなりかねません。
ただでさえうつ病で心が疲れている状態なのに、無理をしてまで海外旅行に行く理由はどこにもないでしょう。
同僚や会社に知られないようにしように!
仮にうつ病で休職中であれば、なるべく同僚や会社に知られないようにした方が賢明です。
先に書いた通り、私は海外旅行に行くこと自体は問題ないと思いますが、周りの人がどう思うかは別。
うつ病という言葉が頻繁に使われるようになって、理解してくれる人も増えていますが「うつ病なのに旅行に行けるってどういうこと?」「そんな元気があるなら働けるのでは?」と理解に苦しむ人が多いのも事実。
そんな人達が海外旅行に行ったことを知ったらどう思うでしょうか?おそらく良くは思わないでしょう。
今後の関係を悪化させない、余計な誤解を生まないためにも、SNSなどで拡散したりせず、同僚や会社には知られないように行った方が賢明でしょう。
※ただし、担当医には事前に確認を取っておきましょう。
旅行先の怪我は後々響く!
体と心が疲れない旅行をするのも重要ですが、旅行先の怪我にも注意しておきましょう。
というのも、休職中にうつ病以外の怪我を負って休職期間満了日までにその怪我が完治しなかった場合、退職させられてしまう可能性が出てくるからです。
そもそも、うつ病が理由で休職させてもらっているわけですから、療養中の怪我は自己責任ですし、旅行で怪我をしたからといって休職期間が延びるわけではありません。
うつ病の休養は体と心を休めてることが目的だということを忘れず、海外旅行の怪我や病気には細心の注意が必要です。