モデルや女優さんの間ではもちろん、最近では起業家や経営者でも「断食」を実践する人が増えているそうですね。
また、一般の方でも、ダイエットや美容、健康のために断食をやったことがある人も少なからずおられるのではないでしょうか。
反対に、断食は前々から気になってはいたものの、中々踏み出せないという人も少なくないと思います(少なくとも私はそうです・・・)。
私個人としてもそろそろ断食に取り組んでみようと思っておりますが、その前に断食のストレス解消、精神安定効果について気になったので、それらのことについて調べたことをまとめたいと思います。
一体なぜ、断食はストレス解消になったり、精神面に良い影響を与えるのでしょうか・・・
断食で精神が安定する3つの理由
断食によって自律神経を整えられる
普段の生活でストレスなどの影響を受けていると、自律神経が乱れてしまうことがあります。
自律神経は、体の消化、呼吸、発刊、循環、温度調節などの様々な機能と関わっており、自律神経のバランスが崩れてしまうと身体的な症状が現れるのはもちろん、精神面も乱れが生じる場合があります。
断食は、その乱れがちな自律神経に働きかける作用があるそうです。
そして、断食によって自律神経が整うことで、ストレスによる身体的な症状が改善されたり、精神的に安定するようになるわけですね。
断食によって腸内環境が整えられる
断食は自律神経を整えるだけでなく、腸内環境も整えてくれるそうです。
断食をすることで腸内に溜まっている老廃物が体外に排出されて体内の毒素が減り、腸内の善玉菌が優位になります(いわゆるデトックスですね)。
そして、善玉菌が優位になることで、精神の安定をもたらす「セロトニン」などの神経伝達物質が作られるようになるそうです。
断食によって脳内の物質が変化する
断食で精神が安定する要因に脳の沈静化が挙げられます。
断食中は、栄養素が経たれるので脳のエネルギーであるブドウ糖が不足してしまいます。そのエネルギー不足を防ぐために、脳は「ケトン体」という物質をだして、それをエネルギーに変えます。
ケトン体はα波(※)と関係しており、脳内にケトン体が増えるにしたがってα波も出るようになり、その結果、心がリラックスして精神が安定するようになります。
α波・・・ヒトや動物が発する脳波の波形の1つ。主に体や心がリラックスしている時に現れる。
断食中というのは体の変化だけでなく、脳内も変化するというわけですね。