「最近、イライラしやすい・・・」
「気持ちが塞ぎこみがち・・・」
「情緒が安定しない・・・」
仕事や家庭、人間関係のストレスや漠然とした不安、緊張が原因で、心が不安定な時ってありますよね。
そんな時は気持ちを落ち着かせるために、食べ物に気を遣ってみてはいかがでしょうか。
嬉しいことに、食べ物によってはリラックス効果の高い栄養成分が豊富に含まれるものが多くあります。
そういった食べ物を食べる習慣をつけることによって、不安定な心の改善が期待できるのはもちろん、慢性的なストレス予防にもなります。
そこで、本記事ではリラックス効果の高い食べ物をまとめてみましたので、乱れた心の処方箋として日頃の食事に取り入れてみてください^^
リラックス効果のある栄養成分と食べ物一覧
まずは、リラックス効果のある栄養成分と食べ物の一覧をまとめます。
ピンときた食べ物や成分がないかチェックしてみましょう。
栄養成分 | 例 |
テアニン | 緑茶、ウーロン茶、紅茶 |
GABA | トマト、ジャガイモ、温州みかん、ぶどう |
ビタミンB1 | 豚ひれ、豚もも、大豆、昆布、きなこ |
ビタミンB6 | にんにく、まぐろ、牛肉(レバー)、かつお |
ビタミンB12 | 海苔、煮干し、たたみいわし、鰹節 |
ナイアシン | たらこ、かつお、いわし |
パントテン酸 | 鶏ささみ、納豆、いくら、明太子、ナッツ類 |
コリン | 豚・牛レバー、卵、大豆、えんどう豆 |
カルシウム | チーズ、ヨーグルト、ししゃも、大根 |
マグネシウム | 大豆、あおさ、きなこ、アーモンド、ごま |
トリプトファン | バナナ、チーズ、ヨーグルト、豆腐、納豆、味噌 |
どの栄養成分に共通するのは、心の興奮を鎮めて緊張を和らげて心身をリラックスさせる働きがあるということです。この中でも、トリプトファンは精神の安定に関わる「セロトニン」の分泌に必要な成分であり、うつ病や不眠症にも大きく関わってきます。
(栄養成分によってはリラックス効果以外にも+αの効果が得られるものも多くありますが、ここでは省略させていただきます。)
ただ、上の表を見て、栄養成分や食べ物が多すぎて「何を選べば良いかわからない・・・」という方もおられると思います。
続いて、この中でも特におすすめの食べ物をピックアップしてご紹介したいと思います^^
この中でも、特におすすめな食べ物は?
豆腐
豆腐には、トリプトファンをはじめ、ナイアシン、ビタミンB1など、気持ちを鎮めて、適度なリラックス状態を生むための成分が豊富に含まれております。
また、低コスト、低カロリーかつ、分量が多い豆腐は、お財布に優しく、体重が気になる方も食べやすいですね。
バナナ
安眠効果がある食べ物で有名なバナナ。
安眠効果があると言われるゆえんは、精神安定作用、鎮痛効果のあるセロトニンの分泌に必要なトリプトファンが豊富に含まれているからです。
バナナは手軽に食べられる食べ物なので、仕事や子育てなどで忙しい方にもおすすめの食べ物ですね。
納豆
納豆はリラックス効果のあるトリプトファン、パントテン酸が豊富に含まれております。
朝に、バナナや納豆をよく食べるのは、緊張を和らげて気持ちを落ち着かせるためでもあるのですね。
ちなみに、納豆には女性ホルモンの「エストロゲン」に似た働きがあり、肌や髪のつやを保つ効果があるそうです。
カツオ
実は、トリプトファンとセロトニンが最も多く含まれる食べ物というのがカツオ。
それに加えて、ナイアシンやビタミンB6といったリラックス効果のある成分が沢山含まれており、精神安定食材といっても過言ではない食べ物ではないでしょうか。
ナッツ類
アーモンドやカシューナッツなどのナッツ類は、マグネシウムが豊富に含んでおり、乱れた心を整えるのに役立ちます。
また、ナッツ類は少量でもカロリーがしっかりと取れ、なおかつ栄養もあるので、精神が不安定な方はもちろん、ストレスや病気で食欲ない方にもおすすめです。
→リラックス効果が期待できる「飲み物」も知りたい方は、ぜひこちらも参考にしてみてください^^