ストレスは人生を活き活きと過ごすために必要なものではありますが、ストレスが慢性化すると、めまいやふらつき、倦怠感などの身体症状だけでなく、不安障害、自律神経失調症、うつ病といった心の病にかかってしまうこともあります。
それを防ぐためにも、ストレスと切っても切れない関係の「食生活」を日頃から意識しておく必要があります。食生活を間違えると、ストレスによって肥満になってしまったり、逆に痩せこけてしまうことも。
そこで、本記事ではストレスを溜めず、ストレスによる心身症を予防することを目的として、食生活で意識したいことをまとめます。
目次
ストレスを予防するために食生活で意識したいことは?
朝食はしっかりと食べよう!
「朝食は食べた方が良い」と聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
朝食をしっかりとることで、活動に必要なエネルギーが体に行き渡り、朝から体や脳が活発に働くようになります。
また、朝食を抜くことで足りない分のエネルギーや栄養を夕食で摂ろうとしたり、イライラを発散するために夕食をどか食いしたりと、ストレスによる過食を誘発してしまうことがあります。
そして何より、朝食でよく食べる納豆や牛乳、サラダ、味噌汁などの食べ物はストレスに良いものばかりなので、ぜひそういった食べ物を朝食で食べる習慣をつけましょう。
食事の時間帯は規則正しく!
不規則な食事時間は栄養不足を生みやすく、栄養不足は心の病にも深く関係しております。
それに加えて、食事の時間帯が不規則だと、つい食べ過ぎたり、夕食を抜いたりして、ストレス太りやストレス痩せを引き起こす恐れがあります。
おそらく、やけ食いや食欲不振の人の多くが食事の時間帯が不規則ではないかと思います。
→ストレスでやけ食いしてしまう方はこちらも参考にしてみてください。
→ストレスで食欲がない方はこちらを参考にしてみてください。
よく噛んでゆっくり食べよう!
ストレスが溜まるとついつい早食いをしてしまいますよね。
あまり噛まずに早食いで血糖値が急激に上がると、イライラや怒りの原因になってしまうことがあります。
また、スマホやパソコンなどを見ながら食事をする、いわゆる「ながら食い」をすると、食事に向けられる集中が分散されてしまい、自然と噛む回数が減ってしまいます。
一口ずつよく噛んで味わいながらゆっくりと食事することで、気持ちが落ち着き、自然とストレスを和らげることができます。
ストレスを和らげる栄養を意識して摂ろう!
嬉しいことに、身近にある食べ物の中にはストレスに効く食べ物がたくさんあります。
たとえば、大豆や納豆などの大豆食品はストレス耐性を強くする効果があったり、海藻やごまには疲労回復効果があったり、バナナや牛乳にはリラックス効果があると言われております。
普段からストレスに効く食べ物を食べることで、仕事や家庭、人間関係などのストレスを和らげて心身症を予防することができます。
→ストレスの予防に役立つ食べ物を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。