「仕事中や寝る前に胸の真ん中が急にズキズキ痛くなる…」
「しかも、息苦しい…」
激しい運動をしたわけでもないのに、突然このような症状が出る自分の体が心配になりますよね。
特に、心配性の方は「何かの大きな病気では?」と余計に不安を感じているのではないでしょうか。
また、人によっては「最近、ストレスが溜まっているせいかな?」と軽く考える方もいるでしょう。
果たして、これはただのストレスなのでしょうか・・・?
胸の真ん中が痛い、息苦しい…単なるストレス疲労の場合もある
仕事やプライベートで過度にストレスを感じる環境下にさらされていたりすると、ストレスが溜まるわけですが、ストレスを溜め続けると胸の真ん中の痛みを感じたり、息苦しさを感じることがあるようです。
ストレスチェックの項目の中でも胸の圧迫感や息苦しさを問う項目があると思いますが、胸の痛みや息苦しさはストレスを感じていると生じる症状なのです。
つまり、胸の真ん中が痛い、息苦しいからといって何か大きな病気にかかっているとは言えなく、単なるストレス疲労である可能性もあります。
ただし、単なるストレスだからといって放置しておくとメンタル疾患にかかる、もしくは既にメンタル疾患にかかりかけている場合もあります。
続いて、胸の痛みや息苦しさが伴うメンタル疾患を見ていきましょう。
この症状が現れるメンタル疾患
自律神経失調症
自律神経失調症というのは、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが乱れて体に不調を起こすメンタル疾患の1つです。
自律神経失調症の症状の中には、胸痛や息苦しさだけでなく、頭痛や動悸、手足の震え、食欲の低下など、様々な症状があります。
うつ病
うつ病と聞くと、体のだるさ、やる気の低下などを思い浮かべる人もいるかもしれませんが、うつ病の人の中には胸が苦しさや息苦しさと訴える人もいます。
うつ病でよく見られる症状としては、食欲の低下や睡眠障害、集中力の低下、倦怠感など挙げられます。
胸痛や息苦しさだけではうつ病だとは判断できないので、他に当てはまる症状がないか確認してみると良いでしょう。
パニック症状
パニック障害とは、突然、動悸や呼吸困難などの発作が起こり、それがなんども繰り返されるメンタル疾患です。症状が強いと「自分は死ぬのではないか」と思うほどの恐怖を感じると言われています。
パニック発作の中でよく現れる症状は動悸、めまい、息苦しさ、胸の痛み、手足の震え、そして窒息感です。
パニック発作はうつ病と併発することもあり、特に何でも不安に感じてしまうという方は他に当てはまる症状がないかチェックしてみましょう。