前回に引き続き、今回も新入社員が精神的に辛いと感じることについて考えていきたいと思います。
まず、前回の新入社員が精神的に辛いと感じる要因の一覧を振り返りたいと思います。
・生活スタイルの変化
・気遣い
・本音と建前
・プレッシャー
・会社の雰囲気と合わないこと
・周囲と自分との比較
前回は、生活スタイルの変化や気遣いなどが新入社員にとってどのように精神的負担となっているかを考えました。
今回は、太字となっている部分について、1つ1つ見ていいきたいと思います。
それでは、最後までよろしくお願いします^^
新入社員が感じるプレッシャー
新しく入ったばかりの新入社員の中で
「1日でも早く業務内容を覚えて、会社の役立てるようがんばろう!」
と考えている人も多いのではないかと思います。
新入社員は、会社のことはほとんど何も知らない状態で、自分は会社にまだ価値を与えることができないと感じながら、早く会社や先輩、お客さんの役に立てるようにと、気合をいれて、日々の業務に取り組んでいると思います。
始めは、誰でも右も左もわからない状態なので、周りの人の足を引っ張ってしまうのは仕方がないことではありますが、そんな中、周りへの貢献意識をむねに置きながら、日々の業務に取り込もうという気持ちはとても素晴らしいものだと思います。
しかし、その気持ちは時には、自分のプレッシャーへとつながることがあります。
早く周りの人の役に立てるようにと考えている分、周りに迷惑をかけている自分を許せないと感じるということでもあります。
次第に、中々一人前に仕事ができない自分を追い込んでしまい、だんだんとそれがプレッシャーへと変わっていき、それがストレスの要因へとつながっていきます。
そして、そのプレッシャーが負担となり、精神的に辛いと感じる人も少なからずいるのではないでしょうか。
ある程度プレッシャーを感じるということは、適度な緊張状態を保てるので良い影響を与えることもあります。
しかし、プレッシャーが負担で精神的に辛いと感じている人は、新入社員が入ってすぐに一人前になることはほとんどありえないことにも関わらず、自分に過度なプレッシャーを与えてしまっているのかもしれません。
会社の雰囲気と合わないこと
入社前に、ある程度会社の雰囲気を想像することはできますが、実際に入社した後に本当の会社の雰囲気は見えてくるものだと思います。
実際に入社してみて、
「こんな飲み会多いの!?」
「みんなテンションが高すぎてついていけない・・・」
「みんな静かすぎて息苦しい・・・」
などなど、自分の性格や持っている価値観と会社の雰囲気が合わないことはよくあると思います。
せっかくフレッシュな気分で入った会社の雰囲気と合わなかったらショックですよね・・・
自分の住む場所と同様で、環境というのは一度変えたらすぐには変えづらく、その環境に慣れるまで時間もかかること、人によってはいつまでも慣れることができないこともあり、会社の雰囲気と合わないというのは、持続的なストレス要因となるのではないかと思います。
周囲と自分の比較
「同期はもうあんなことができるのに自分は・・・・」
と自己嫌悪に陥った経験がある人は少なからずいると思います。
会社によっては、新入社員の人たちのスキルレベルがバラバラというのは結構あります。
そんな中自分だけ置いていかれていたら、精神的に辛いと感じる時もあると思います。
特に、大学までは優秀だった人の中では仕事になると急にできなくなる人もいて、そういう人は、「他の人よりもできていた過去の自分」と「他の人よりもできないという今の自分」のギャップに耐えられないと感じるのではないでしょうか。
これは、新入社員だけに言えることではありませんが、周囲と自分を比較して劣等感を感じることは精神的な負担であり、ストレス要因となると考えられます。
まとめ
今回取り上げたストレス要因はいかがでしたでしょうか?
当てはまることが多いと感じた人は、多くいるのではないかと思います。
今回見てきた、新入社員が精神的に辛いと感じること(ストレス要因)は、どれも簡単にどうにかすることができない要因であります。
特に劣等感やプレッシャーを感じるというのは、人の性格にも作用していることなので、すぐに取り除くことはできないことだと思います。
劣等感やプレッシャーは、新入社員のストレス要因だけに当てはまることではなく、あらゆる場面でのストレス要因となりますので、今後もまた取り上げていきたいと思います!
それでは、また次回もよろしくお願いします^^