睡眠の質を向上させるには入浴が良いと言われておりますが、正しい入浴方法でなければ、かえって睡眠の妨げになる場合があります。
正しい入浴方法では、入浴タイミング、入浴時間に気をつける必要がある他に、お風呂の温度にも気をつける必要があります。
お湯の温度が適切でなければ逆に寝つきが悪くなり、眠れない夜を過ごすことにもなりかねません。
そこで、本記事では寝つきが良くなるお風呂の温度についてまとめていきます。
本記事をぜひ参考にしていただき、眠れない夜とはおさらばしましょう!
熱すぎるお風呂はダメ!?
熱いお風呂が好きな人は42度や43度のお風呂に平気で入りますが、入浴で寝つきを良くすることを目的とするのであれば、41度以上のお風呂に入るのは避けた方が良いです。
なぜなら、41度以上のお風呂に入ってしまうと、自律神経の交感神経が活発に働くようになり、脳が興奮状態になります。そのような状態でお風呂から上がると、しばらくは脳が活発に働くため、なかなか寝付けなくなることがあります。また、熱すぎるお風呂に入ると体が疲れてしまい、夜寝て朝起きると疲れが取れないなんてことも。
つまり、お湯が熱すぎるお風呂に入ってしまうと、逆に寝つきを悪くなったり、眠りの妨げになる場合があるということです。
温度が低いお風呂も良くない!?
熱すぎるお風呂とは反対に、温度が低いお風呂もあまり良くありません。
なぜなら、人は体温が低下するにつれて眠たくなってくるからです。36度や37度などのお湯では体温とあまり変わらないため、入浴後に体温が低下することもなく、眠りを誘うことができません。
なので、熱すぎるお風呂と同様に、入浴によって寝つきを良くすることを目的とするのであれば、温度が低いお風呂もあまり良くないといえるでしょう。
お風呂の温度は38〜40度が良い!
ここまでくればお分かりかと思いますが、熱すぎるお風呂、温度が低いお風呂がダメとなると、その間の温度が良いということになります。
つまり、寝つきを良くなるお風呂の温度は38〜40度ということです。
38〜40度の温度は熱すぎず、冷たすぎずといった温度であり、その温度であれば体が落ち着いた状態で体温を上げることができます。リラックスした状態で入浴したのち、お風呂で上がった体温はだんだんと低下していき、それに伴い自然と眠たくなってきます。
なので、寝つきを良くするためには、お風呂の温度は、熱く感じない・冷たく感じない程度の38〜40度にすると良いでしょう。
まとめ
本記事では、寝つきを良くするためのお風呂の温度についてまとめましたが、何か参考になりましたでしょうか。
入浴と睡眠は深い関係があり、お風呂の温度1つとっても、寝つきの良し悪しが変わってきます。
今まで熱すぎるお風呂や温度が低いお風呂に入っていた人は、お風呂の温度を38〜40度に設定して、リラックスした状態でお風呂に入ると寝つきの良さが改善される可能性があります。
本記事で書いたことをぜひ実践してみて、快眠ライフを楽しみましょう!