ストレス社会の現代において、寝つきが悪くてなかなか眠れない・・・といった悩みを持つ人も多くおられるのではないでしょうか。
「時間がない」「面倒くさい」といった理由からお風呂はシャワーで済ます人も多くおられると思いますが、お風呂に入ることによって、疲労の回復やリラックス効果だけでなく、寝つきが良くなる効果も期待できます。
しかし、お風呂の入り方によっては寝つきを悪くしたり、睡眠の質を落としてまう可能性があります。
そこで、本記事では寝つきが良くなるお風呂の入り方について調べたことをまとめます。
寝つきが悪い人は、ぜひ参考にしてみてください^^
目次
お風呂に入ることで寝つきが良くなる理由とは?
人は体温が下がるにつれて、だんだんと眠くなっていきます。
お風呂に入ることによって体の芯まで温めることができます。入浴後、時間が経ってくると次第に体温は低下していき元に戻ります。この体温の低下が睡眠を誘うことになり、寝つきを良くします。
シャワーでも体温が上がるのでは?と思う人もいるかもしれませんが、シャワーはお湯を一時的に当てているだけで、体の表面は温まっても、体の芯の温度(深部体温)まで上げることができません。
なので、シャワーだけで済ますよりも、お風呂に入る方が寝つきを良くする効果を高めることができます。
寝つきを良くなるお風呂の入り方
入浴は寝る2〜3時間前
人は体温が低下するにつれて眠くなることは先ほど説明しましたが、お風呂に入った直後では、体温はまだ高い状態であるためすぐには眠たくなりません、それから2〜3時間経つと体温も低下していき、自然と眠たくなってきます。
なので、体温が低下する時間を逆算すると、お風呂は就寝の2〜3時間までに入ると良いです。
もっと入浴のタイミングについて知りたい方は、以下の記事をご参考ください^^
お湯の温度は38〜40度
お風呂の温度は38〜40度がオススメです。
熱いお風呂が好きな人は、41〜44度のお風呂に平気で入りますが、寝つきを良くするためには41度以上のお風呂に入るのは避けた方が良いです。理由は、熱いお風呂に入ってしまうと、体の交感神経が優位に立ち、脳が興奮状態になってしまうからです。そういった状態になると、眠りたくてもなかなか眠れなくなってしまいます。
反対に、36度〜37度程度の温度もあまり良くありません。人は体温の低下に伴い、自然と眠たくなってきますが、低い温度だと体温とあまり変わらず、入浴前と入浴後の体温の落差がほとんどないため、眠りを誘うことができません。
なので、お風呂の温度は38〜40度ぐらいの熱く感じない温度にしておくと寝つきが良くなります。
もっとお風呂の温度について知りたい方は、以下の記事をご参考ください。
入浴時間は15〜20分程
入浴時間は15〜20分ぐらいがオススメです。
数分の入浴では、体の表面しか温まったとしても、体の芯の体温(深部体温)を上げることができません。それでは、入浴後の体温の落差があまりない状態になるため、寝つきを良くする効果が得られずらくなります。
反対に、長時間の入浴も問題があります。たとえば、1時間以上お風呂に入ってしまうと、お湯の温度も次第に下がっていき、それに伴い体温も低下していくため、体温を上げる効果が薄まってしまいます。
なので、入浴時間は15分〜20分ぐらい、あまり長く入れない人でも最低10分以上入ると良いでしょう。
入浴時間についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご参考ください。
(備考)アロマバスだとなお良し!?
アロマには、副交感神経を刺激して、体をリラックス状態にする効果があります。
アロマバスと聞くと面倒くさそうと思う人もいると思いますが、アロマバスの方法はとても簡単で、お風呂にアロマオイルを3〜5滴垂らすだけです。
しかし、すべてのアロマオイルが睡眠に役立つわけでなく、ものによっては、眠りが浅くなったり、睡眠の妨げになるものもあるので、アロマオイルの選択には注意する必要があります。
なので、アロマオイルは、
・リラックス効果
・深い睡眠を促す効果
があるものを選ぶと良いです。
お風呂でリラックスした状態でアロマの香りを楽しみながら、睡眠の効果を上げるとなお良いと言えるでしょう。
以下の記事では、アロマバスの効果について、詳しくまとめてありますので、ぜひご参考ください^^
入浴直後の睡眠はNG!?
お風呂に入って体温を上げた後は、ゆっくり体を落ち着かせましょう。
入浴直後では、まだ体温が上がっている状態なので、ゆっくりと休みながら体温が下がるのを待ちましょう。そうすると、次第に眠気も出てきて、寝つきも良くなります。
ここで注意点としては、入浴後の休んでいる時にスマホやパソコンなどをずっと見ていると、交感神経が働き、頭が活性化してしまいます。そうなると、せっかくお風呂で入眠の準備を整えても、寝つきが悪くなってしまう可能性があります。
なので、入浴後は本を読むなど、リラックスした状態で体を休めると良いでしょう。
まとめ
今回は、寝つきが良くなるお風呂の入り方をまとめましたが、いかがだったでしょうか。
ここで、今回まとめたお風呂の入り方について振り返りたいと思います。
・お湯の温度は38〜40度
・入浴時間は15〜20分程
・(アロマバスだとなお良し)
お風呂の入り方1つで、寝つきが良くも悪くもなります。
本記事で取り上げたことをぜひ実践してみて、眠れない夜とはおさらばしましょう!