交感神経と副交感神経の作用や働きをまとめてみました

健康ブームの日本において、自律神経のバランスを整えることは体や心の健康を維持するに大切であるということをご存知の方もおられるのではないでしょうか。

実際、うつ病、気分障害、不安障害、自律神経失調症といったような心の病には、自律神経(交感神経と副交感神経)が深く関わっております。

しかし、そもそも自律神経とは何なのでしょうか?

交感神経、副交感神経には何の意味があるのでしょうか?

そこで、本記事では自律神経(交感神経と副交感神経)の作用や働きについてまとめます。

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自律神経とは

自律神経は、外部からの刺激や情報に反応して、循環器や消化器、呼吸器などの体の機能をコントロールしている神経です。

つまり、自律神経は、自分の意識とは関係なく、無意識のうちに働く神経ということです。

自律神経は、活動している時、眠っている時も身体機能を正常に働かせるための大切な神経です。

無意識のうちに、息をしたり、汗をかいたり、胃を働かせたり、腸を動かせるのは、自律神経のおかげといえます。

そして、この自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つからなり、この2つのバランスが正常に保たれていることで、私たちは健康状態を維持していられるのです。

さて、交感神経と副交感神経とは一体何なのでしょうか・・・

交感神経って何?

交感神経は、昼間の活動中に働く神経です。交感神経は、アドレナリンやノルアドレナリンといった神経伝達物質によって興奮させられます。

また、交感神経は「闘争と逃走の神経」と呼ばれており、周りの状況に合わせて、素早く反応できるのは、この交感神経の働きがあってこそです。

どんな時に活発になる

交感神経は、主に活動している時や緊張している時、ストレスを感じている時に活発になる神経です。日中に機敏に動けるのは、交感神経が働いているおかげなのです。

◆交感神経が活発になるタイミング

・活動している時(通勤時や仕事中、勉強中、家事、スポーツなど)

・緊張している時(スピーチやプレゼン発表前など)

・ストレスを感じている時(苦手な人と接している時、怒られている時など)

交感神経の働きは?

交感神経のおかげで、日中の間、臨機応変に活動できているわけですが、その働きとは一体何なのでしょうか。

◆交感神経の働き

・瞳孔を大きくする。

・気管を広げる。

・鼓動を早くする。

・血圧を高くする。

・胃腸の活動を抑える。

・呼吸運動を促進する。

ここでは、交感神経の働きをピックアップして挙げておりますが、他にも交感神経の働きはたくさんあります。

副交感神経って何?

交感神経は、活動している時や緊張している時に働くのに対して、副交感神経は、体がゆったりしている時に強く働く神経です。

つまり、交感神経と逆の働きをする神経です。

この副交感神経が上手く働かず、交感神経ばかり働き続けると、体が1日中フルパワーで働き続けて、体や心の体力が消耗し続けてしまいます。

どんな時に活発になる?

副交感神経が働くのは、リラックスしている時や眠っている時、そして、休息している時です。

◆副交感神経が活発になるタイミング

・リラックス・休息している時(食事中、マッサージ中、お風呂に入っている時など)

・眠っている時

リラックスしている時や休息している時に、体が回復できているのは、副交感神経のおかげなのです。

副交感神経の働きは?

副交感神経は、交感神経とは逆の働きをします。

◆副交感神経の働き

・瞳孔が小さくする。

・気管を狭める。

・鼓動を遅くする。

・血圧を下げる。

・胃腸の活動を高める。

・呼吸運動を抑制する。

交感神経だけが働いて、副交感神経が上手く働かない状態だと、体が十分に回復できません。

たとえば、体の疲れが取れなかったり、目覚めが悪くなったり、肩や首が凝ったり、めまいが起きたりと、副交感神経が上手く働かないことによって様々な不調が現れます。

活動モードの時は交感神経が働き、休憩モードの時は副交感神経が働き、交感神経と副交感神経がシーソーのように交互に働くことによって、日々の健康な生活があるのです。

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