寝る時、「豆電球をつけて寝る人」「真っ暗にして寝る人」「照明をつけっぱなしで寝る人」に分かれると思います
しかし、どの人も”睡眠の質を高めるために”自分の寝やすい明るさにしているのであって、目的は皆一緒です。
一体、寝るときの明かりはどうするのが正しいのでしょうか・・・
照明をつけて寝るのはNG!
照明をつけて寝るのは睡眠に悪影響です。
理由は、照明の光によって、睡眠ホルモンとも言われる「メラトニン」というホルモンが抑えられるからです。
メラトニンは眠りを促すホルモンなので、そのホルモンが抑えられてしまうと、眠りたくても眠れなかったり、眠りが浅くなったりして、睡眠の質が低下してしまいます。
なので、体の性質上、照明をつけて寝るのは睡眠に良くないと言えます。
小さな明かりをつけた方が良い?真っ暗にした方が良い?
はじめに、良い眠りを得るためには何が重要なのでしょうか?
寝つきの良さでしょうか?
それとも眠りが深さでしょうか?
どちらも合っているようで合っておりません。
脳科学の観点に立って考えると、最初の1時間半で深い眠りに入れるかどうかが良い眠りを得るためには重要となってきます。
一般的に、寝室の明るさは周りがおぼろげに見えるくらいの明るさにした方が良いと言われております。
その大きな理由となっているのが、少し明かりがあった方が安心できるという理由です。
たとえば、真っ暗になった途端、色々と考え事をしたり、不安感を感じて、なかなか眠れないということがあると思います。そして、そういった状態では、最初の1時間半で深い眠りに入りづらくなるといえます。
また、太古の昔の人間は、夜は火を焚いて、月明かりや星の明かりの下で眠っていたため、寝る時は少し明るさがあった方が安心することができるという意見もあります。それに加え、脳科学の観点から、不安感を感じると左脳が活性化して眠りが浅くなってしまうという知見もあります。
つまり、少し明るさがあることによって安心して眠ることができ、深い眠りにつくことができます。
しかし、「真っ暗の方が眠りやすいんだけど・・・」という方もおられると思います。確かに、暗闇だとメラトニン(眠りを促すホルモン)が分泌され、眠りにつきやすくなるという意見もあります。
少し明るい方が良いというのは、あくまで一般的なことであって、すべての人に当てはまることではありません。睡眠は個人差も大きいので、真っ暗の方が最初の1時間半で深い眠りに入ることができる人もおります。
結論として、一般的に少し明るさがあった方が良い眠りを得ることができますが、睡眠は個人差があるため、明るさが合わない場合は、自分に合う明るさを試してみた方が良いです。
まとめ
今回は、寝るときの明かりについて考えてきましたが、いかがだったでしょうか。
基本的には、少し明るい方が良い眠りを得られる可能性が高いですが、睡眠は個人差が大きいので、色々な明るさを試してみると良いです。
今まで、真っ暗で寝ていた人は、少し明かりをつけて寝てみたり、少し明かりをつけていた人は、真っ暗で寝てみたりして、自分に合う明るさを見つけましょう!