うつ病の彼女(彼氏)への接し方・自分にできることをまとめました

うつ状態もしくは、うつ病の彼女(彼氏)と接している時、相手を傷つけないような言葉選びや気遣いなど、接し方に困ることはないでしょうか。

特に「相手をどうにかして立ち直らせたい!」という気持ちが強い人ほど、自分が相手にできることに対して限界を感じ、無力感に苛まれてしまうことが多いのではないかと思います。

そして、次第に彼女(彼氏)と接することが精神的に辛くなって、最悪の場合、自分自身も心の病にかかってしまうことも。

それを防ぐためにも、本記事では自分のメンタルヘルスを守るために、うつ病の彼氏(彼女)への接し方、自分にできることをまとめます。

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始めに:自分が恋人にできることには限界があることを知ろう

まず始めに、うつの彼女(彼氏)がいる方にお伝えしたいのが、自分が相手にできることには限界があるということです。

しかし、相手のうつの影響を受けやすい人の中には、うつの相手を思う気持ちが強すぎて、それに比例して相手を治したいという気持ちも強くなって思い悩んでしまいます。

その結果、精神的に疲れを感じて、自分自身もうつになってしまうこともあります。

しかし、相手の考えや認知を強引に変えようとしても変わりませんし、相手の辛さが全てわかるわけでもなく、うつ状態を克服するのはその人自身の力であり、私達が介入できる範囲は限られております

そして、私達ができるのは、その人がうつ状態を克服するためのサポートすることであり、このサポートというのは、自分でできることもあれば、ほかの人の力を借りなければならないこともあります。

そのことを踏まえて、これから先の内容をお読みいただければと思います。

うつの彼女(彼氏)との接し方

とにかく「現在の状態が一生続くわけではない」と伝える

うつの恋人と接する時に重要となるのが、「今の状態がずっと続くわけではない」ということを伝えることです。

うつの時はすべてのことが不安になって「生きていける気がしない」「何をやってもうまくいく気がしない」といった気持ちが強くなります。

そういった状態だと予期不安が強くなってしまうのは無理もありませんが、実際はうつの憂鬱状態がずっと続く人は少なく、多くの人が自分の力でうつ状態から立ち直っております。

なので、「うつは治らない」という認識を和らげるために、「うつは必ず治る」ということを伝え続けましょう。

相手を軽視する言葉は控える

うつで心が不安定な時、恋人に「こんな些細なことで悩む必要があるの?」「もっとしっかりした方が良いよ」「世の中にはもっと不幸な人はいるよ」といった言葉は控えるようにおしましょう。

そのようなことは、自分自身が一番よくわかっていることです。わかっていても辛いのがうつ状態です。

そして、仮にわかってないとしても「あなたに何がわかるの?」と反感を抱かせてしまいます。

自分自身が辛くなった時は、自分を守ることを優先する

おそらく、うつ病の恋人の接し方で悩んでいたり、精神的な疲れを感じている人は、優しい気持ちを持っている人がゆえに、相手のことを考えすぎて自分を守ることを忘れている場合が多いのではないでしょうか。

しかし、恋人関係というのは普通の人間関係よりも密接な関係がゆえに、相手の気持ちが影響しやすいため、自分自身が辛い場合は自分を守ることを優先しましょう。

自分を守るというのは相手との関係を断ち切れと言っているのではなく、「ちょっと最近疲れているから、少し会うのは控えよう」というように自分が疲れていることを話して、少し距離をとるという意味です。

この距離の置くことで罪悪感を感じてしまう人もおられるかもしれませんが、恋人のうつが影響して自分自身もうつ状態になってしまうと元も子もないということを忘れないようにしましょう。

自分にできないことは無理をせず、専門家や家族に任せよう

うつの症状が深刻化している場合は病院への診察を進める

恋人のうつの症状が深刻化している場合は、もはや自分の力にできることは限られます。

そのできることの1つに「病院へ行くことを提案してみる」ということです。

ただ提案する時、いきなり「最近、心が乱れ気味だから、メンタルヘルス科(精神科)に行った方が良いんじゃない?」と言われて、ショックを受ける恋人もいると思います。

なので、「最近、めまいや頭痛がするって言ってたし、病院で診察してもらった方が良いんじゃない?」と少し遠まわしに言ったり、「めまいや頭痛なら神経内科が良いかもしれないよ」と少しだけアドバイスする程度で提案してみると良いでしょう。

もし神経内科に行って問題があれば病院に行った甲斐がありますし、神経内科で問題がなければ、段階的にメンタルヘルス科が勧めやすくなります(病院によっては神経科の先生が勧める場合もあります)。

恋人の症状がもう自分の手には負えないと感じた時は医師の力を借りることも考えておきましょう。

→うつの症状については、別途こちらの記事をご参考下さい。

生活が不安定な彼女(彼氏)の場合は区役所・市役所に相談してみる

うつ状態の時は、何かしらの不安事や心配事がある場合が多いです。

その不安なことの中の1つにあるのが「将来自分は生活していけるのか」ということです。

うつの人の多くは、自己肯定感が低いので、自分が将来生きていけるのかという不安がつきまとってしまいます。

実際、制度が整備された福祉国家の日本において、どのような人でも生活ができず、生きていけないことはありません。

現状の生活面が苦しくて、それが大きな原因でうつになっている場合は、区役所・市役所へ一緒に相談に行くのも1つの手です。

金銭的ストレスが大きい彼女(彼氏)の場合は弁護士への相談してみる

金銭的なトラブルが大きな原因となって、うつ状態が引き起こされている場合、弁護士へ相談することも考えておきましょう。

たとえば、自分の生活がギリギリであるにもかかわらず、学生の頃に借りた奨学金が支払いが膨大に残っていたり、親の介護費、医療費などが重なって、将来への不安も膨らんでしまったりします。

特に自分ではどうしようもない程の額であればあるほど、自分にできることも限られますし、専門家の力を借りた方が自分のためにもなりますし、その人のためにもなります。

家族関係が良好な彼女(彼氏)の場合は家族に任せる

家族関係が良好な恋人であれば、家族の力に任せるようにしましょう。

家族関係は恋人関係よりも深く、その人の心の安全地帯でもあります。

家族という信頼度が高い相手の方が、恋人に与えられる作用も大きいですし、そういった人が近くにいる方が安心して気持ちを休めることができます。

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