今回も、前回に引き続き、中学生の子育てにおけるストレス原因について考えていきたいと思います。
前回取り上げた、中学生の子育てにおけるストレス原因の一覧は以下になります。
・子供の学力低下
・子供の友人関係
・子供の進路
・子供の暴言(反抗期)
・子供が親に対して暴力を振うこと(反抗期)
・子供が学校に行かないこと(不登校)
前回は、子供の学力低下に関して書きましたが、今回は太字となっている部分について考えていきたいと思います。
それでは、よろしくお願いします^^
子供の友人関係
子供の友人関係は、母親にとっては気がかりになるものです。
特に、悪い友達とつるんで、何か悪いことに巻き込まれたらと考えると不安になったり、心配になったりします。
実際に悪い友達とつきあっているとなると、母親としてはどうすればよいか思い悩みます。
ここでは、子供の友人関係がストレスの原因となり、不安や心配になることがストレス反応となっていると考えられます。
では、子供はどうして悪い友達と付き合っているのでしょうか・・・・
悪い友達と付き合っていると目立てるから?
悪い友達と付き合っていると他の人よりも優位であると感じれるから?
悪い友達と付き合っていると自分には力があると感じれるから?
どれも正しいように見えますね^ ^;
しかし、根本の理由としては欠けているようにも感じられます。
個人的に思う、悪い友達と付き合う理由としては、
自己肯定感が低いから
だと思います。
つまり、自分の自信のなさを他の人で補おうとしているからということです。
例えば、
「自分の周りにはこういうすごい人がいるんだ〜」
「自分の友達は優秀な人ばかりだ!」
と友達自慢をよくする人がいると思いますが、これも同じことが言え、自分に自信がないから他の人でそれを埋めようとしています。
あえて「自己効力感・自己肯定感を高めるため」と書かなかったのは、この方法では、本当の意味で自己効力感が高まるとは言えないと考えるからです。
ただ、悪い友達を「集めている人」と「集められている人」とで内面が異なると思います。
私が言っているのは、「集められている人」のことを指しており、「集めている人」はどちらかというと自己肯定感が高い人であると考えられます。
大多数の人は、集められている側の人であり、互いに自分の自信のなさを補い合うという依存関係になっています。
なので、子供の友人関係がストレス原因となっている方は、まず、子供がなぜ自信を持てていないのかについて、目を向けてみてはいかがでしょうか。
子供の進路
子供の進路というのは、人生の岐路ということもあり、母親は自分のことのように考えると思います。
特に、自分の進んで欲しい進路と子供が望んでいる進路が異なっている場合は、子供と口論になり喧嘩をする家庭も少なくないのでしょうか。
高専に行きたいと言う子供に対して、全日制学校に行って欲しいと思う母親
卒業したら働きたいと言う子供に対して、高校には行って欲しいと思う母親
高校に行きたいと言う子供に対して、卒業したら働いて欲しいと思う母親(稀)
どうすれば子供が自分の望むような進路を選んでくれるかと悩んでいる方は多いと思います。そして、その悩みに伴い、イライラや不安を感じることが多くなってはいないでしょうか。
ここでは、子供の進路という問題がストレス原因となり、イライラや不安を感じることがストレス反応となっております。
子供が望むように進ませることが正しいのか、親が望むように進ませることが正しいのか・・・
これには答えがありません。
そして、自分の望むような進路に進んで欲しいと考えるのは、子供の幸せを願うからこそだと思います。
しかし、もし自分の考えだけを押し通そうとしている方がいるのであれば、イライラして頭ごなしに自分の考えを子供に押し付けるのではなく、子供の考えにも耳を傾けてから、今後の進路を一緒に考えてみてはいかがでしょうか。
そこでは、多少口論になるとは思いますが、怒って無理やり抑えつけようとせず、冷静に議論をするよう心がけてはどうでしょうか^^
それでは、今回はここまでとさせていただきます。
次回は、残りのストレス原因について考えていきたいと思います!