こんにちわ。もこです^^
今回は、中学生の厳しい部活に焦点を当て、ストレスの原因を考えていきたいと思います。
「厳しい」部活に入っている子は、「厳しくない」部活に入っている子よりも、多くのストレスを感じていると考えております。
子供が、最近元気がなかったり、辛そうにしている場合、もしかしたら部活が関係しているかもしれませんので、ぜひ参考にしてみてください^^
厳しい部活ってストレス原因になるの!?
「部活がちょっと厳しいからって、まだ中学生なんだし、大人に比べたらストレスを感じていないでしょ?」
と考えている親の方もいると思います。
確かにその通りかもしれませんが、そういった方は、中学生が精神的に辛いと感じる1要因は部活であることを覚えておいていただけると幸いです。
部活というのは、「人間関係」と「競争」が混ざった1つのコミュニティであり、部活の人間関係や競争は、日常の学校生活にも影響を及ぼします。
加えて、厳しい部活であればあるほど競争が激化しているので、強者と弱者の区切りがはっきりしており、人間関係も競争に応じて複雑化すると考えられます。
そして、競争ではっきりと弱者の位置付けとなるということは、子供の自己肯定感の低下につながり、人間関係がうまくいかないことは大人と同様に子供のストレス原因となりえることであります。
始めに部活が日常生活に影響を及ぼすと言ったのは、部活でストレスを感じていない子や自己肯定感の高い子ほど、日常の学校生活がうまくいく可能性があるということです。
反対に、部活がうまくいっていない子ほど、日常の学校生活もうまくいかない可能性があるということです。
続いて、厳しい部活の中で主にストレスの原因になりえる事について、考えていきたいと思います。
厳しい顧問の存在
厳しい部活には、厳しい顧問がつきものです。
厳しい顧問の中には、部活中、子供に罵倒を浴びせたり、暴力を振るう顧問もいるのではないでしょうか(今は少ないかもしれませんが・・・)。
スポーツ系の部活だと、練習中、試合中、いつでも厳しい発言、罵倒をする顧問もいると思います。
そのような厳しい顧問の存在というのは、部活全体に緊張感をもたすと同時に、子供はいつも、その緊張の中で部活をしなければならなくなるということです。
緊張感が生まれることにより、手を抜いたり、ダラダラと練習をする子が少なくなると思います。
しかし、緊張というのは、神経を使うことでありますので、1つのストレス原因となります。
つまり、厳しい顧問の存在が子供のストレス原因になっている可能性があるということです。
厳しい練習
厳しい顧問の次は、厳しい練習です。
ここでは、厳しい練習というのは、身体的な負荷が大きい練習のことを指します。
厳しい練習は、ついていける子とついていけない子がはっきりと分かれます。
厳しい練習についていける子は、多少の身体的ストレスを感じていると思いますが、ただそれだけです。
しかし、厳しい練習についていけない子というのは、身体的ストレスと精神的ストレスを共に感じていると思います。
練習についていけないというのは、自尊心を傷つけることであることであり、限界を感じている子は、部活を辞めるか辞めないかと考え悩み、それが精神的ストレスになることがあります。
なので、厳しい練習は、身体的ストレスだけでなく、人によっては精神的ストレスの原因にもなる可能性があります。
周囲と自分の差
部活は1つの競争コミュニティであることを最初に書きましたが、競争が激しければ激しいほど、強者と弱者がはっきり区別されるので、自分と他の人との差を感じやすくなります。
他の人は大会であんなに活躍しているのに・・・
レギュラーの人たちに比べると自分なんて・・・
というように、強豪校や厳しい部活で部内の人同士で差があればあるほど、差を感じている人は、自尊心が傷つき、自己効力感、自己肯定感の低下につながります。
他の記事でも何度も書きましたが、自己効力感や自己肯定感の低下は、精神的ストレスであり、他の精神的ストレスを引き起こす原因にもなります。
まとめ
厳しい部活は、子供の成長を促す場であると同時に、子供の大きなストレス原因となる場でもあることを見てきました。
厳しい部活だけが子供のストレス原因となることは少ないとは思いますが、子供のストレス原因の1つになっていることはあると思います。
現在、潜在的に愛情や承認を求める子供が多い中、厳しいだけの部活で子供のストレス原因となるのは、部活としてあまり意味がないことだと思います。
むしろ、厳しい部活は、子供にとって1つの成功体験の場となるべきではないでしょうか・・・。