何も考えられない、ぼーっとする、気持ち悪い、これってうつ?

何も考えられなくなって、さらに頭がぼーっとして、しまいには気持ちも悪くなる…仕事中や会話中などの場面にこういった症状が襲ってくることはないでしょうか。

この症状が現れると、頭を働かせようとすればするほど気持ち悪くなるし、頭を休めようにも意識して休められないですし、何ともいえない気分の悪さですよね。

特に、不安を感じやすかったり、心配性の人の場合、この症状が現れると「これってもしかして鬱?」と考えてしまうのではないでしょうか。

果たして、何も考えられない、頭がぼーっとする、気持ち悪い、この3つの症状が同時で現れたら鬱を疑うべきなのでしょうか・・・?

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うつの可能性はあるが、うつ以外の原因も捨てきれない

思考が停止して頭がぼーっとする、吐き気もするし、気持ち悪い、このような症状が現れると、鬱を疑ってしまうのは無理もありません。特に、今までこんなことがなかったという人であればなおさらのことでしょう。

確かに、何もかもやる気が起きない、無気力感が続く、何も興味がわかない、といった鬱の症状の延長線上で、何も考えられなかったり、頭がぼーっとしたりすることはあります。

しかし、この症状が現れたからといって「自分は鬱だ!」と断定するのは、まだ少し早いかもしれません。

というのも、鬱の症状は1つだけではないからです。

他にも、憂鬱感、睡眠障害、食欲不振といったような精神的、身体的な症状が様々あります。そして、鬱の症状がひどくなると、動きたくても動けない、外に一歩も出られなくなって日常生活にまで支障をきたします。

つまり、何も考えられない、ぼーっとする、気持ち悪くなるからといって、必ずしもうつ病だとはいえないということです。

もし、他にも気になる症状があったり、不安で仕方ないという方は、他にもうつの症状が現れていないかチェックしてみましょう。

→うつの症状について、詳しくはこちらの記事をご参考ください。

うつ以外に考えられる原因は?

今の症状が鬱じゃないかもと言われても、現に苦しい思いをしているわけですし、何だか納得いきませんよね。仮にうつじゃないにしても、一体何が原因なのか気になるところ。

そこで、何も考えられなくて頭がぼーっとする症状が現れる、鬱以外の原因を少し見てみましょう。

考えること・情報量が多すぎて脳が追いついていない

実は、最も多い原因として考えられるのがこの状態です。

仕事の作業が多すぎたり、自分にはできない難易度が高い仕事に直面していたり、仕事の問題が山積みで脳が追いついていないかもしれませんし、プライベートでの問題を多く抱え込んでいたり、ネットやメディアの情報量の多くて頭が整理できない、答えのないことを深く考えすぎていたりして、脳が追いついていないのかもしれません。

つまり、考えることや情報量が多すぎると、脳がオーバーヒートして、その結果何も考えられない、頭がぼーっとする状態に陥っている可能性があるということです。

もし思い当たる節がある方は、今の状況や環境的に厳しいことかもしれませんが、一度長期的に頭を休める時間を作ってみてはいかがでしょうか。

統合失調症

統合失調症とは、幻覚や妄想が特徴的なメンタル疾患の1つです。

その症状の中には、思考障害も含まれており、思考が混乱をして考えに一貫性がなくなったり、支離滅裂な会話になってしまったり、自分が何を話しているのかわからなくなってしまうことがあります。

もし、思考障害以外にも、幻覚、妄想などの症状が出てきているのであれば、統合失調症を疑ってもいいでしょう。

自律神経失調症

自律神経失調症は、自律神経(副交換神経と交感神経)のバランスが崩れて、様々な精神的な症状が現れるメンタル疾患の1つです。

その症状というのは、慢性的な疲労感、倦怠感、不安感、落ち込みなどの精神的な症状だけでなく、動悸、不眠、めまい、耳鳴り、手足のしびれなどの身体的な症状も現れることがあります。

そして、その症状の中には、記憶力の低下、集中力の低下、そして思考力の低下(何も考えられない、頭がぼーっとする)も含まれています。

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