「夫が介護に全然協力してくれない・・・」
「介護を手伝ってほしいと何度も言っているのに聞く耳を持たない・・・」
夫から介護を押し付けられ、ストレスが日に日に溜まっている方は多くいるのではないかと思います。
心の中では、夫に手伝ってほしいと言いたいけど、
「夫は仕事で忙しいから、なかなか言い出せない・・・」
という方もおられるのではないかと思います。
また、夫の方の中には、奥さんに介護について相談されたけど、全然話を聞かなかったという方もおられるのではないでしょうか。
介護はストレスを溜めやすく、思わぬ病気になってしまうこともあります。
そこで、今回は、介護のストレスを抱えすぎると、どういった症状が現れるのか、そして、どのような病気にかかる可能性があるか考えていきたいと思います。
最近、奥さんの様子がおかしい・・・と感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
加えて、以下の記事に、介護によるストレス原因についてまとめておりますので、合わせてご覧ください。
それでは、最後までよろしくお願いします。
うつ病
最近、自分の奥さんが
・虚無感を感じやすい
・何事もマイナスな方に考える傾向にある
・何をやるにしても億劫である
・疲れやすい
といった症状が現れていませんか?
そういった症状が出ている場合、もしかしたら、奥さんがうつ状態である可能性があります。
うつ状態というのは、誰しもなりえる状態であり、多少のことであれば、心配はいりません。しかし、夫の目から見ても明らかに様子がおかしいと感じた時は、注意する必要があります。
自律神経失調症
自律神経失調症の症状には、頭痛、脱毛、疲れ目、まぶたの痙攣、耳鳴り、のどの圧迫感、口の乾き、そして睡眠障害、動悸などといった様々な症状があります。
これらの症状を見てわかるように、自律神経失調症の症状は、外の人があまりわからない、気づきにくい症状であることです。
つまり、夫がこれらの症状に気づくためには、奥さんが、最近、疲れた顔だったり、苦しそうな顔をしている場合、少し声をかけて、どういった症状がでているのかを確認する必要があります。
あまり、心配しすぎて、症状を問い詰めるような聞き方をすると、かえって奥さんも言いづらくなるので、優しい声かけを心がける必要があるのではないでしょうか。
奥さんに必要なのは、夫の気遣いと協力!
介護の精神的なストレスから、病気にかかる人も少なくはありません。
介護をしている人が、介護が必要になるというのは、本末転倒です。
そうならないためにも、奥さんの介護による精神的ストレスを少しでも軽減しなければなりません。そのために必要なことは、やはり、夫の気遣いと協力です。
夫は、一番身近にいる理解者であり、協力者です。もし、介護に全く協力しないという夫がいるのであれば、それは夫婦としていかがなものでしょうか。
確かに仕事が忙しくて、介護を手伝う余裕がないという方もおられると思います。
そういった方は、休みの日だけでも協力するなど、互いにできることやできる範囲を夫婦で話し合いながら協力していくべきではないでしょうか。
身近な人が精神的に辛く、暗い状態、疲れた状態というのは、自身の精神的にも良くありません。ましてや、自分の奥さんがそういった状態だと、自分自身もそういった状態になりかねません。
つまり、協力しないことが、かえって自分自身を苦しめる可能性があるということです。
介護に全く協力しない夫の方々は、奥さんのため、そして自分自身のためにも、奥さんの介護の協力をする必要があるのではないでしょうか。