妻が育児を始めてから自分に対する態度が冷たくなった・・・と感じている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。また、子供ばかりにかまって、自分はほったらかし・・・と寂しさを感じている方もおられるのではないかと思います。
もし、本当に育児が原因で奥様の態度が冷たくなっているのだとすると、奥様の負担を少しでも減らすように協力することが、奥様に振り向いてもらうための近道なのではないでしょうか。
しかし、これをご覧の夫の方々の中では、
育児の大変さがいまいちわからない・・・
妻が育児の何に対してストレスを感じているのかわからない・・・
妻の協力したいけど、何をすれば良いかわからない・・・
といった方もおられると思います。
そういった方々は、まずは奥様が育児の何に対してストレスを感じているか考える必要があるのではないかと思います。
そこで、今回は前々回の記事に引き続き、育児ストレスの原因について考えていきたいと思います。
妻が感じる育児ストレスの原因は?
育児でストレスを感じることは、人によって様々だと思います。
また、子供の年齢によって、育児ストレスの原因は異なります。
たとえば、幼児期の子育てであれば、子供が言う事聞かないことがストレスであったり、小学生の子育てであれば、子供が学校でいじめられていることが母親のストレスとなっているかもしれません。
ここでは、多くの奥様が感じる育児ストレスの原因をピックアップして紹介したいと思います。
育児は感謝されづらい!?
育児はできて当たり前。
そう思っている方はおられないでしょうか?
そして、そう思っている方の中で、最近、奥様に感謝の気持ちを示した記憶がある方はいらっしゃるでしょうか・・・・おそらく、あまりいないのではないかと思います。
奥様からしてみれば、大変な育児をやっているのに、夫婦である夫から一言も感謝をされないのは気持ちの良いものではありません。
もしかすると、奥様は口では言わないけど、心の中では「いつもありがとうの一言ぐらい言ってくれてもいいのに・・・」と思いっているかもしれません。
そして、育児で感謝されないことというのは、奥様の不満であると同時にストレスの原因にもなりえます。
自分は仕事で荒波に揉まれていて、それに比べたら育児なんて・・・という考えを持っている限り、夫婦の溝は深まっていくばかりではないでしょうか。
育児は達成感を感じづらい!?
育児で達成感を感じられない・・・
育児で何をモチベーションにすればいいかわからなくなってきた・・・
と感じる母親も少なくありません。
育児というのは、目的、ゴールを設定することが難しく、母親によってはモチベーションを保てなくなることがあります。
達成感というのは、1つの楽しさを感じる瞬間でもあるので、それが感じられないとなると、ストレスを溜めていってしまうのにも納得がいきます。
加えて、先に書いた「育児は感謝されづらいこと」も育児が達成感を感じづらいことに関係しております。なぜなら、感謝されることはモチベーションの向上につながるからです。
育児は社会からの孤立感を生む!?
仕事を辞めて育児に専念ということは、仕事を通じて得られる社会との関わりをシャットダウンされるということでもあります。(共働きでないことを仮定しています)
また、付き合う人たちも「会社の人」からママ友や近所の人たちへと変わっていきます。
そうやって次第に社会と離れていき、孤立感を感じる母親も少なくないです。
なので、育児をすることは、ある意味、孤独との戦いでもあります。
そして、孤立感というのは、不安や焦燥感をもたらす場合もあり、人へストレスを与える可能性があります。
まとめ
今回、妻が感じる育児ストレスの原因について考えてきましたが、奥様の協力をするための何かヒントは得られましたでしょうか。
育児は、夫の方が思っている以上に、精神的ストレスを感じることであります。
育児が始まってから妻が冷たい・・・と感じている方は、もしかすると、奥様が育児で不満を持っていたり、精神的ストレスを感じているかもしれません。
不満や精神的ストレスというのは、自分の口から言い出しづらいことなので、一番そばにいる夫がそれに気づいて、協力をすべきではないでしょうか。